
こんにちは。フリーランスひかるです。
「フリーランスになったら、家を借りるのが難しくなった…」そんな経験、ありませんか?
私も独立3年目で賃貸の更新時期に直面し、「本当に審査通るかな」と不安でいっぱいでした。
実際、会社員時代はスムーズだった賃貸契約が、フリーランスになった途端に「収入証明が足りません」「保証人が必要です」と言われることが増えました。
でも、正しい準備をすれば、フリーランスでも安心して賃貸契約を結べるんです。
✅ この記事はこんな方におすすめ
- フリーランスで賃貸契約の審査に不安を感じている方
- 独立したばかりで収入証明に悩んでいる方
- 審査に落ちた経験があり、対策を知りたい方
- 貯金や経費管理で信用度を高めたい方
フリーランスが賃貸審査で不利になる3つの現実
収入の不安定性が最大のネック
私が最初に痛感したのは、「毎月決まった給料がない」ことの重さでした。
会社員時代は給与明細を3ヶ月分出せば済んだのに、フリーランスでは「来月の収入は保証されない」と判断されてしまいます。
フリーランスは定まった勤務先をもたないので、在籍確認が取れません。
不動産会社の担当者から「本当にお仕事されているんですか?」と聞かれたときは、正直ショックでした。
社会的信用度の低さ
フリーランス1年目はとくに審査に通りにくく、場合によっては審査前に断られてしまうケースもあります。
私の友人も開業1年目で5件連続で断られ、最終的に親に保証人になってもらったと話していました。
書類準備の複雑さ
会社員なら源泉徴収票一枚で済むことが、フリーランスでは確定申告書、納税証明書、収支内訳書など複数の書類が必要になります。
しかも、白色申告よりも青色申告のほうが信頼性は高いといえます。
フリーランスでも審査を通す5つの実践的対策
1. 青色申告で信頼度をアップさせる
私が最初にやったのは、白色申告から青色申告への切り替えでした。
青色申告は帳簿などの処理をきちんと行わなければならないため、社会的な信用度が高いと判断してもらいやすいからです。
手間はかかりますが、65万円の特別控除も受けられるので税務面でもメリット大。
会計ソフトを使えば、実はそんなに難しくありません。
2. 家賃の3倍以上の月収を安定的に証明する
不動産業界では「家賃の3倍の月収」が目安とされています。
私の場合、月11万円の物件を探していたので、月30万円以上の収入を証明する必要がありました。
ポイントは「安定性」を見せること。
月によってバラつきがある場合は、過去1年間の平均収入を計算して提示すると効果的です。
3. 貯金残高で安心感を与える
収入が不安定な分、貯金額で補完するのが有効です。
私は家賃の12ヶ月分以上の貯金を通帳コピーで証明しました。
「万が一収入が途切れても、1年間は家賃を払い続けられます」というメッセージになります。
実際に大手不動産会社の担当者から「これだけ貯金があれば安心ですね」と言われ、スムーズに審査が通りました。
4. 経費管理で事業の健全性をアピール
きちんと経費を分けて記録していることで、「ちゃんとした事業者」として認識してもらえます。
交通費、通信費、書籍代など、事業に関連する支出を適切に経費として処理していることを示しましょう。
家計簿アプリやクラウド会計ソフトを使って、収支を明確に管理している証拠を提示するのも効果的です。
5. 保証会社を積極的に活用する
最近は保証人の代わりに保証会社を利用する物件が増えています。
保証料(家賃の0.5〜1ヶ月分程度)を支払う必要がありますが、親族に迷惑をかけずに済むのは大きなメリットです。
住まいを事務所として使う時の重要な注意点
契約書の「居住専用」規定を必ず確認
私が経験した中で最も危険だったのが、この見落としです。
独立したばかりの頃、何も考えずに開業届の事務所住所に自宅を書いてしまいました。
後で管理会社から「居住専用物件での事業利用は契約違反です」と指摘され、冷や汗をかきました。
賃貸借契約上の利用目的が「居住用」である場合、事務所利用は認められず契約違反となる可能性があります。開業届に自宅住所を記載する際も、事前確認が必須です。
「住居兼事務所可」の範囲を理解する
「住居兼事務所可」の物件でも、実際にできることは限られています。
私の経験では
- OK例:パソコンでの在宅ワーク、オンライン会議、青色申告程度の個人事業
- NG例:法人登記、頻繁な来客対応、商品の大量保管
個人事業として不特定多数の出入りをなくし、他の居住者に迷惑をかけない青色申告程度の在宅業務であれば問題ありませんが、法人化すると制限が厳しくなります。
事前相談で安心を得る
「黙っていればバレない」は絶対NG。
私は必ず契約前に「在宅でWebデザインの仕事をしたいのですが」と具体的に相談しています。
大家さんも「どんな仕事か分からない」状態では不安になりますが、内容を説明すれば理解してもらえることが多いです。
よくある疑問と誤解(Q&A)
Q1. フリーランス1年目でも賃貸契約できますか?
A:👉できますが、準備が重要です。開業届、事業計画書、預金残高証明書などを用意し、今後の収入見込みを具体的に説明できるようにしておきましょう。また、会社員時代の貯金があれば、それも強いアピールポイントになります。
Q2. フリーランスの賃貸審査で経費はどう影響しますか?
A:👉適切な経費計上は事業の信頼性を示します。ただし、経費を引いた後の所得が審査の基準となるため、必要以上に経費計上するのは逆効果です。事業実態に合った適正な経費処理を心がけましょう。
Q3. フリーランスが賃貸契約で必要な貯金額の目安は?
A:👉一般的には家賃の6〜12ヶ月分が目安とされています。収入が不安定な分、貯金でリスクヘッジしていることを示せれば、大家さんや保証会社の安心材料になります。
Q4. フリーランス向けの賃貸物件はありますか?
A:👉最近ではフリーランス向け賃貸/不動産サービスも登場しています。フリーランスの事情を理解した不動産会社を選ぶことで、審査通過の可能性を高められます。
フリーランス向け賃貸サービスを探すには
LIFULL HOME’S「FRIENDLY DOOR」では、フリーランスに親身になってくれる不動産会社を検索できます。
フリーランスの事情を理解した不動産会社が見つかるので、審査の不安を相談しやすいです。
「フリーランスの実務」は不安がいっぱい
フリーランスの実務って、たくさんあって覚えきれない…。
フリーランスとして一人で仕事をする中で、「これ、誰にも相談できない…」と不安になる場面、ありませんか?
そんな声をもとに作られたのが、CFQ(個人事業経営士)公式参考書です。
「経営実務のスキルを持ち、信頼されるフリーランス」になるために
この参考書は、単なる制度解説ではありません。
- 届出・税務・契約・保険などの基礎知識
- リアルなケーススタディ
- その場で確認できる4択式理解テスト
といった3ステップ構成で、あなたの「なんとなく不安」を「自信」に変える実践的な教材です。
この1冊があれば、もう一人で不安にならなくていい。
あなたの「事業者としての土台」を、しっかりと支えてくれる教科書です。

【まとめ】準備次第でフリーランスでも安心して住まいを確保できる
フリーランスの賃貸契約は確かに会社員より難しい面があります。
でも、それは「不可能」という意味ではありません。
適切な書類準備、十分な貯金、そして信頼できる不動産会社選び。この3つの柱がしっかりしていれば、必ず道は開けます。
私自身も最初は「フリーランスって社会的信用がないんだな」と落ち込みました。
でも今では、きちんとした準備をすることで、むしろ会社員時代より詳しく事業内容を説明できるようになり、大家さんとの信頼関係も築けています。
住まい探しは人生の大きな決断。不安になるのは当然です。
でも、正しい知識と準備があれば、あなたの理想の住まいはきっと見つかります。
私自身、いろいろな失敗した経験があったからこそ、今は慎重に、でも自信を持って実務を進められるようになりました。
「税務が不安…」「契約が苦手…」
そんな悩みも、正しい知識を持つことで大きな武器に変わります。
不安をそのままにするのではなく、学んで備えれば、あなたの自信につながり、その自信が信頼を生むという未来が待っています。
CFQは、そんなあなたの実務力を一緒に育てていきます。
