
こんにちは。フリーランスひかるです。
あの日の衝撃を今でも覚えています。
フリーランス3年目、初めて税理士さんに相談したとき「ひかるさん、これだけの経費を見逃してたんですね…もったいない!」と言われた瞬間でした。
確定申告の時期になると、領収書の山に囲まれて「これって経費になるの?」と悩んでいませんか?
特に家賃や光熱費は金額が大きいだけに、経費にできるかできないかで税額が大きく変わります。
実は、私も最初の2年間で約60万円もの節税機会を逃していました。
でも正しい知識を身につけてからは、年間30万円以上の節税に成功。
クライアントからも「税務処理がしっかりしてる」と信頼度アップにつながったんです。
この記事はこんな方におすすめ
- クライアントに信頼されたい方
- もっと単価を上げたい方
- 確定申告や経費処理に不安を感じている方
フリーランスが見落としがちな経費の落とし穴
私がフリーランスになったばかりの頃、「経費って何?」状態でした。
会社員時代は経理部がやってくれていたことを、今度は自分でやらなくてはいけない。
最初の確定申告では、売上から基礎控除48万円を引いただけで提出。
後から知ったのですが、家賃の一部、電気代、インターネット代…これら全部経費にできたんです。
特に痛かったのが、月8万円の家賃を丸々自己負担にしていたこと。
仕事用スペースとして30%使っていたので、年間28万円以上を経費計上できたのに、完全にスルーしてました。
「知らない」って本当に怖いですよね。でも大丈夫。今からでも遅くありません。
家賃・光熱費を経費にする具体的な計算方法
家事按分の基本ルール
自宅で仕事をしているフリーランスなら、家賃や光熱費の一部を「家事按分」で経費にできます。
私の場合、2LDK60㎡のマンションで12㎡の部屋を仕事専用に使用。計算式はこうです。
仕事用面積÷総面積×100=按分率 12㎡÷60㎡×100=20%
つまり家賃8万円×20%=月1万6千円、年間19万2千円を経費計上できます。
光熱費の按分例
電気代も同じ考え方。私は仕事時間が1日8時間、月22日なので:
(8時間×22日)÷(24時間×30日)×100≒24%
月の電気代が1万円なら、2,400円を経費にできる計算です。
ただし、按分率は「合理的な根拠」が必要。税務調査で説明できるよう、使用時間や面積の記録を残しておくのがポイントです。
領収書管理で信頼度アップ!実践的な整理術
領収書管理、これがまた曲者でした。最初は財布の中がレシートまみれ。確定申告前に慌てて整理して、半分以上が判読不能…そんな経験ありませんか?
デジタル×アナログの併用術
今の私のやり方はこれ。
即日処理:レシートをもらったらスマホで撮影→アプリで仕訳入力 月末処理:紙のレシートを月別ファイルに整理 年間処理:デジタルデータと照合してダブルチェック
特に重宝しているのが、日付・金額・使用目的をメモする習慣。「2024/3/15 コーヒー代500円 クライアント打ち合わせ」みたいに書いておくと、後から見返したときに「あー、あの件か」ってすぐ思い出せます。
経費になる・ならないの判断基準
クライアントから「経理がしっかりしてますね」と言われるようになったのは、この判断基準を明確にしてからでした。
仕事に直接関係する=○ ・パソコン、ソフト、書籍 ・交通費、会議室代 ・クライアントとの飲食代
プライベートと区別が難しい=△(按分検討) ・家賃、光熱費 ・通信費、車両費
完全にプライベート=× ・家族との外食 ・趣味の買い物 ・健康診断(事業との関連性が薄い)
迷ったときは「この支出は売上アップに貢献しているか?」を自問してます。
確定申告で差がつく!プロレベルの準備術
4年目の確定申告では、税理士さんから「準備が完璧ですね。これなら安心です」と言っていただけました。何が変わったのか、具体的にお話しします。
月次決算の習慣化
以前は年1回の大イベント状態だった確定申告。今は毎月末に「プチ決算」をやってます。
毎月やること
- 売上・経費の集計
- 前年同月との比較
- 来月の予算設定
この習慣のおかげで、確定申告書類の準備が1日で終わるようになりました。何より、月々の収支が把握できるので、資金繰りの不安がなくなったのが大きいです。
証拠書類の5年保存ルール
税務調査って怖いイメージがありませんか?私も最初はビクビクしてましたが、きちんと記録を残していれば全然怖くありません。
保存必須書類 ・売上に関する書類(請求書控え、入金確認書等) ・経費に関する書類(領収書、レシート、支払証明書等) ・その他の書類(契約書、帳簿等)
これらを5年間保存するのが義務。私はスキャンしてクラウドに保存+紙の原本も年度別ファイルで管理してます。
経費に関するよくある疑問・誤解Q&A
Q1. 家賃の按分率はどのくらいが適正?
👉使用実態に応じて10~30%程度が一般的です。面積や時間での計算根拠を残しておけば問題ありません。
Q2. 光熱費の按分は必須?
👉必須ではありませんが、節税のためには自宅兼事務所なら按分計上をしましょう。全額私用にするより、合理的な按分で経費計上した方が適正な申告になります。
Q3. 経費の上限はある?
👉法的な上限はありませんが、売上に対して明らかに高すぎる経費は税務署のチェックが入る可能性があります。
「制度の理解」と「実務対応」のあいだに、いつも不安があった。
フリーランスの実務って、本当に複雑で難しい…。
フリーランスとして一人で仕事をする中で、「これ、誰にも相談できないけど大丈夫かな…」と手探りになる場面、ありませんか?
「制度は知ってる。でも、実務でどう動けばいいのかがわからない」
そんな声をもとに作られたのが、CFQ(個人事業経営士)公式参考書です。
■「経営のスキルを持った個人事業主」になるために
この参考書は、単なる制度解説ではありません。
- 届出・税務・契約・保険などの基礎知識
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といった3ステップ構成で、あなたの「なんとなく不安」を「自信」に変える実践的な教材です。
■「誰にも聞けなかった」を解決する1冊
制度を理解するだけでは、安心して仕事を続けられません。
クライアントと信頼関係を築くために、知識と対応力は欠かせない。
この1冊があれば、もう一人で不安にならなくていい。
あなたの「事業者としての土台」を、そっと支えてくれる本です。
📘 CFQ公式参考書にはインボイスの基本が丁寧に解説されています。

まとめ:小さな積み重ねが大きな違いを生む
振り返ってみると、フリーランスの確定申告って「知ってるか知らないか」で大きく差がつくものでした。
最初は「面倒くさい」「難しそう」と思っていた経費管理も、習慣化してしまえば歯磨きと同じ。むしろ家計簿をつける感覚で、自分のビジネスがどう成長しているかが見えてくるので楽しくなってきます。
適正な経費計上は節税効果だけでなく、クライアントからの信頼獲得にも直結します。「この人はきちんとしてる」という印象は、単価交渉や継続契約にも良い影響を与えるんです。
税務の世界は複雑ですが、基本を押さえて一歩ずつ進んでいけば大丈夫。あなたなりのペースで、着実にスキルアップしていけばいいんです。不安や疑問があるときは、一人で抱え込まずに専門家の力も借りながら、自信を持ってフリーランスライフを歩んでいきましょう。
船が港を出るとき、最初は不安でも、航海術を身につければどこまでも行けるように、税務スキルもあなたのフリーランス人生を支える大切な羅針盤になりますよ。
私自身、いろいろな失敗した経験があったからこそ、今は慎重に、でも自信を持って実務を進められるようになりました。
「税務が不安…」「契約が苦手…」
そんな悩みも、正しい知識を持つことで大きな武器に変わります。
不安をそのままにするのではなく、学んで備えれば、あなたの自信につながり、その自信が信頼を生むという未来が待っています。
CFQは、そんなあなたの実務力を一緒に育てていきます。