
この記事は、フリーランス実務資格「個人事業経営士・CFQ」監修のもと作成しています。

こんにちは。フリーランスひかるです。
「個人事業主の税金、全部でいくら?」と検索したあなた、正直に言うと、これって意外と一発で答えが出ない質問なんです。
確定申告を終えてひと安心したころに、突然ドサっと届く住民税の通知。事業税の納付書。消費税の申告義務……。個人事業主になりたての頃のわたしは、「税金って所得税だけじゃないの?」と本気で思っていました。
でも、それって知識がなかっただけ。あなたの管理が甘いとか、向いていないとか、そういう話じゃないんです。
むしろ、「忘れた頃に来る税金に驚いた」という経験が、今のわたしの財務管理の土台になっています。ピンチはチャンスとはよく言ったもので、あのびっくり体験があったからこそ、今は1円も漏らさず計算できるようになりました。
この記事では、個人事業主が払う税金を全種類まとめてシミュレーションできるツールと、「いつ・何が・どのくらい来るか」を丸ごと解説します。
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✅ この記事を読むとわかること
- 個人事業主が払う税金の全種類と、それぞれの計算方法
- 確定申告後に「忘れた頃」届く住民税・事業税のスケジュール
- 今日からできる税金の先取り貯蓄のしかた
個人事業主の税金、まず知っておくべき4種類とは?
個人事業主が払う税金は、大きく4種類あります。一つひとつ確認していきましょう。
所得税:確定申告で自分で計算・納付する税金
所得税は、1年間の「所得(=売上-経費)」に対してかかる国税です。
税率は一律ではなく、「累進課税」という仕組みで所得が増えるほど税率が上がります。
| 課税所得 | 税率 | 控除額 |
|---|---|---|
| 195万円以下 | 5% | 0円 |
| 195万円超〜330万円以下 | 10% | 9万7,500円 |
| 330万円超〜695万円以下 | 20% | 42万7,500円 |
| 695万円超〜900万円以下 | 23% | 63万6,000円 |
| 900万円超〜1,800万円以下 | 33% | 153万6,000円 |
さらに、所得税額に2.1%を上乗せした「復興特別所得税」もセットで納付します。これは2037年まで続く税金です。
支払い時期:翌年2月16日〜3月15日(確定申告と同時)
所得税の予定納税という制度があり、前年の所得税が15万円を超えると、7月と11月に分割で先払いを求められます。突然の通知に驚く人が多い点のひとつです。
住民税:確定申告から3ヶ月後に「忘れた頃」届く
住民税は都道府県と市区町村に払う地方税で、税率は一律10%(所得割)+均等割5,000円前後です。
わたしが最初に面食らったのが、まさにこれでした。3月に確定申告を終えてほっとしていたら、6月に住民税の通知が届いて「えっ、また税金?」と思ったんです。所得税とは別に、しっかり存在しています。
支払い時期:翌年6〜7月に通知→6月・8月・10月・翌1月の4回払い(または一括)
事業税:業種によって税率が変わる「忘れられがちな税金」
事業税は、一定の事業を営む個人事業主が都道府県に払う税金です。
全業種が対象ではなく、対象業種と税率は以下の通りです。
| 業種 | 税率 |
|---|---|
| 卸売業・小売業・飲食業など | 5% |
| 製造業・建設業など | 4% |
| 畜産・水産・薪炭製造業 | 3% |
| ITエンジニア・ライター・デザイナーなど | 対象外(※) |
※フリーランスのITエンジニアや多くのクリエイター職は「第1種〜第3種事業」に該当しないため、事業税がかからないケースが多いです。自分の業種が対象かどうかは、都道府県税事務所に確認するのが確実です。
支払い時期:翌年8月・11月の2回払い
消費税:売上が1,000万円を超えると申告義務が発生
消費税は、課税売上が年間1,000万円を超えた翌々年から納付義務が生じます。インボイス制度(適格請求書等保存方式)に登録した場合は、売上規模に関わらず申告が必要になります。
支払い時期:翌年3月31日(確定申告とほぼ同時期)
あなたの税金はいくら?計算してみよう!
個人事業主の税金シミュレーター
所得税・住民税・事業税・消費税(インボイス)を一括で計算します
「忘れた頃に来る」税金のスケジュール
| 税金の種類 | 支払い時期 | 注意点 |
|---|
※本シミュレーターは概算です。基礎控除43万円を含む一般的な控除のみ適用。配偶者控除・扶養控除・医療費控除などは含まれていません。確定申告前には税理士または税務署へご相談ください。
個人事業主が税金でつまずく本当の理由
「節税はやっていた。でもお金が足りなくなった」という話、実はよく聞きます。
原因はシンプルです。税金の「種類」は知っていても、「いつ・いくら来るか」が分かっていないことが多いんです。
会社員なら、毎月の給料から天引きされるので意識する必要がありません。でも個人事業主は、自分で計算して、自分で貯めて、自分で払わなければいけない。この仕組みを知らないまま、売上をそのまま使ってしまうと、6月の住民税通知で資金が詰まります。
知識の穴が、お金の穴になっているわけです。逆に言えば、仕組みを知ってしまえば、対策は難しくありません。
ただし!忘れてはいけないのが保険と年金。詳しくは「個人事業主の税金【完全ガイド】|所得税・住民税・国保・消費税、 4種類の落とし穴と納付時期を10年フリーランスが全部まとめた」で確認してみてください。
「忘れた頃に来る税金」に気づいてから変わったこと
個人事業主になって2年目の春、確定申告を終えたわたしは、ちょっとした達成感を感じていました。売上も少しずつ伸びて、経費も丁寧につけられるようになってきた。「今年はうまくいった」と思っていたんです。
そこに届いた住民税の納付書。金額を見て、「これ、払えるのか?」と正直焦りました。所得税は覚悟していたのに、住民税という存在をすっかり忘れていた。しかも翌月には事業税の通知まで来て、「なんで確定申告が終わったのにまだ来るんだ」と思ったのが正直なところです。
怒りというより、「知らなかっただけだ」という冷静な気づきがありました。
そこから変えたのは一つだけ。売上が入ったら、税金分を先に別口座に移す習慣です。売上の25〜30%を「税金積立」として確保するだけで、「突然来た感」が消えました。
スキルの問題でも、管理能力の問題でもなく、ただ「仕組みを知らなかった」だけ。それだけのことでした。
今日から税金を「驚かずに払う」ための3ステップ
ステップ1:まず上のシミュレーターで自分の税額を試算する
売上・経費・業種を入力するだけで、4種類の税金の概算と支払いスケジュールが出ます。まずは「今年はこのくらいかかりそう」という感覚をつかむことが大切です。
ステップ2:売上の25〜30%を税金積立口座に移す
個人事業主向けの財務管理として定番の方法です。楽天銀行・住信SBIネット銀行などは目的別口座が作れるので、「税金専用」口座を1つ作るだけで管理が楽になります。
ステップ3:税金の支払いスケジュールをカレンダーに登録する
- 3月(所得税)
- 6〜7月(住民税通知)
- 8月(事業税第1期)
- 10月(住民税第3期)
- 11月(事業税第2期・予定納税)
これをGoogleカレンダーに入れておくだけで、「忘れた頃に来る」感覚がなくなります。
まとめると、個人事業主の税金対策に必要なのは「全種類を把握→先に積み立て→スケジュールを見える化」の3つだけです。
正しい知識を身につけ、損をしない個人事業主になるために、税金・確定申告・契約・ビジネスマナー全般を体系的に学び、資格を取得して信頼のバッジを得られる「個人事業経営士・CFQ」という資格があります。
CFQ資格を取ることで、今の不安な状態はなくなり、自信を持って働ける自分になることができます。
- 「テンプレを使える」から、「なぜその処理になるのか自分で説明できる」状態へ
- 「ミスを減らす」から、「信頼される実務力としてクライアントに見せられる」状態へ
- 「調べながらやる」から、「体系的に理解して自走できる」状態へ
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個人事業主の税金に関するよくある疑問 
(個人事業経営士CFQ 監修)
Q1. 青色申告をしていますが、65万円控除と10万円控除で税金はどのくらい変わりますか?
A:課税所得が同じ条件で比べると、65万円控除と10万円控除では55万円の差があります。課税所得が330万円以上のゾーン(税率20%)なら、その差は11万円以上になります。電子帳簿保存法への対応と電子申告(e-Tax)が条件ですが、手間に見合うメリットは大きいといえます。
Q2. インボイス登録をしていない場合、消費税はまったく払わなくていいですか?
A:課税売上が1,000万円以下でインボイス未登録の場合、消費税の納付義務は原則ありません。ただし、取引先からの値下げ交渉や、登録を求められるケースは実際に起きています。登録の判断は、取引先の規模・業種・契約内容によって変わるため、不安があれば国税庁の「消費税軽減税率・インボイス制度相談窓口」(0120-205-553)に問い合わせると確実です。
このように、正しい知識があるだけでトラブルは避けられます!
まとめ|個人事業主の税金シミュレーションで「驚かない財務」を作る
個人事業主の税金 計算・シミュレーションについて、所得税・住民税・事業税・消費税の4種類をまとめて解説しました。
確定申告を終えてほっとしたのに、3ヶ月後に住民税が届いて焦る……その気持ち、よくわかります。わたしも同じ経験をしました。
でもそれは、あなたの管理能力や才能の問題じゃない。ただ「仕組みを知らなかった」だけです。
税金の種類・計算方法・支払いスケジュールの3つを知ってしまえば、もう驚かなくて済みます。迷ったり、また「いつ来るんだっけ?」と不安になったとき、この記事に戻ってきてください。シミュレーターも無料でいつでも使えます。
✅ あなたの個人事業主の税金の知識、落とし穴がないか3分で確認しよう!
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この記事の監修者
フリーランスひかる
フリーランス歴10年超。
報酬未払い、契約トラブル、ブラッククライアント案件…いろんな修羅場を経験してきました。
「あの時知ってさえいれば…」という後悔をバネに、フリーランスの人が同じ失敗をしないよう、自分の身を守る知識と、今日からできる対処法をお伝えします。
※フリーランス実務資格「個人事業経営士CFQ」監修



