
こんにちは。フリーランスひかるです。
2023年10月にインボイス制度が始まってから、もう1年以上が経ちましたね。あなたは今、どんな気持ちでこの記事を開いてくれたんでしょう。もしかして「インボイス登録、結局しないままここまで来ちゃったけど、正直仕事減ってきてる気がする」って思ってませんか。
私もそうでした。制度開始直前は「大丈夫、うちの取引先は個人が多いし」って思ってたんです。でも現実は違った。毎月3件くらいあった安定案件が、気づけば1件に。最初は「たまたまかな」って思ってたけど、メールの返信が遅くなったり、更新の連絡が来なくなったり。ああ、これインボイスのせいだって気づいた時の、あの胃がキュッとなる感じ。今でも忘れられません。
でもね、ここから這い上がった方法があるんです。今日はその全記録を、恥も外聞もなく正直に書きます。
✅ この記事はこんな方におすすめ
- インボイス未登録のまま1年以上経過して、取引が徐々に減ってきているフリーランス
- 「登録すべきか」と毎日悩みながら、決断できずにいる免税事業者
- 減った収入をどうカバーすればいいか、具体的な方法を探している個人事業主
この記事の監修者
フリーランスひかる
フリーランス歴10年超。
報酬未払い、契約トラブル、ブラッククライアント案件…いろんな修羅場を経験してきました。
「あの時知ってさえいれば…」という後悔をバネに、フリーランスの人が同じ失敗をしないよう、役に立つ知識と今日からできる対処法をお伝えします。
気づいたら月3件が1件に。あの日のメール通知
2024年の春頃だったと思います。スマホに届いた1通のメール。いつもお世話になっているA社の担当者からでした。
「いつもありがとうございます。今期の予算編成に伴い、外注先の見直しを進めております。経理部門より、インボイス対応可能な事業者への発注を優先するよう指示が出ておりまして…」
読みながら手が震えました。丁寧な言葉で書かれてるけど、要するに「インボイス出せないなら、もう頼まない」ってことですよね。月8万円の定期案件。なくなったらきつい。
次の日、別の取引先B社からも似たようなメールが来ました。こっちは月5万円。そして3件目のC社からは、メールすら来なかった。ただ、次の発注が来なくなっただけ。連絡もないまま、フェードアウト。これが一番つらかったかもしれません。
「自分はちゃんと仕事してたのに」って思いました。納期も守ってた、品質にも自信があった。でも相手にとっては、インボイス登録してるかどうかが、仕事の質より重要な判断基準になってたんです。
フリーランス協会の調査によると、インボイス制度の影響で契約解除を通知されたフリーランスは約2.2%、報酬の値下げを通知された人は約3.9%いたそうです。数字で見ると少なく感じるかもしれませんが、その中の一人になってみると、本当にきついんですよ。
気づいたらハマっていた「負のスパイラル」
最初は「まあ、他の仕事頑張ればいいか」って思ってたんです。でも、新規営業をかけると、ほぼ必ず聞かれるんですよ。
「インボイス対応されてますか?」
もう、この質問を聞くたびに心が重くなりました。正直に「免税事業者なので、対応していません」って答えると、「そうですか…また機会があれば」って返事。機会なんて、来ないんですけどね。
収入が減る。焦る。安い案件でも受けようとする。でもそういう案件って、だいたいインボイス不要の個人クライアントで単価も低い。結果、作業時間は増えるのに収入は増えない。疲れる。スキルアップの時間が取れない。さらに競争力が落ちる。
これ、完全に負のスパイラルでした。
実際、日本経済新聞の2024年調査では、報酬に変更なく取引を継続できているフリーランスは約57.5%いたものの、裏を返せば4割以上が何らかの影響を受けていたことになります。しかも、この調査は制度開始直後のもの。2025年になった今、影響はもっと広がっているはずです。
フリーランス新法という法律が2024年11月に施行されて、一方的な報酬減額や契約解除は禁止されました。でもね、法律があっても「次回の契約更新はなし」って言われたら、それまでなんです。違法じゃないから。合法的に切られるんです。
あの頃の私は、毎朝パソコンを開くのが怖かったです。メールチェックするたびに「また契約終了の連絡じゃないか」ってドキドキしてました。
ここから這い上がった「取引継続テンプレ」と新規戦略
でも、ずっと落ち込んでるわけにもいきません。家賃も払わなきゃいけないし、食べていかなきゃいけない。私は必死で考えました。「どうすれば、インボイス登録なしで生き残れるのか」って。
試行錯誤の末にたどり着いた方法を、今から全部シェアします。
既存取引先への「正直メール」作戦
まず、残ってた取引先に思い切ってメールを送りました。こんな感じです。
件名:お取引継続に関するご相談(重要)
〇〇様
いつも大変お世話になっております。フリーランスのひかると申します。
突然のご連絡で恐縮ですが、インボイス制度に関してご相談がございます。
現在、私は年間売上が1,000万円以下の免税事業者として活動しており、インボイス登録はしておりません。貴社との今後のお取引について、以下の点をご提案させていただきたく存じます。
【ご提案内容】
- 消費税分を差し引いた価格でのご提案 現行の価格から消費税相当分(10%)を差し引いた金額での継続取引 例:従来10万円(税込11万円)→ 今後10万円(税込表記なし)
- 付加価値の明確化 これまでの実績(納期遵守率100%、修正対応の柔軟さ等)と、今後も変わらぬ品質をお約束いたします
貴社の経理処理にご負担をおかけする可能性があることは承知しております。もし難しい場合は、ご遠慮なくお申し付けください。ただ、これまでの関係性を大切にしたく、ご検討いただけますと幸いです。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご返信をお待ちしております。
このメールのポイントは3つあります。
1つ目、正直に状況を説明すること。隠すより、先に言った方が印象がいいです。
2つ目、相手のメリットを提示すること。消費税分を引けば、相手の負担は軽くなります。2026年9月まで適用される経過措置があって、免税事業者からの仕入れでも消費税の80%は控除できるんです。だから実質的な負担増は消費税額の20%だけ。これを価格調整でカバーできるなら、相手も納得しやすいんです。
3つ目、感情的にならないこと。「法律で守られてるはずなのに」とか「差別だ」とか書きたくなる気持ちはわかります。でも、それを書いた瞬間、相手は防御モードになります。あくまでビジネスとして、冷静に提案する。
この メールを送った結果、3社中2社が継続してくれました。うち1社は消費税分を引いた価格、もう1社は「経過措置があるうちは問題ない」とそのままの価格で。
新規開拓は「インボイス不要クライアント」に絞る
次にやったのが、新規営業先の選定を変えることでした。もうね、課税事業者に営業かけても時間の無駄なんです。だから最初から、インボイスが不要な相手だけに絞りました。
具体的には、こんな感じです。
1. 年間売上1,000万円以下の個人事業主やフリーランス 同じ免税事業者同士なら、インボイスなんて関係ありません。SNSで「#フリーランス仲間募集」とか「#外注募集」で検索して、小規模で活動してる人にDMしました。
「初めまして!〇〇を専門にしているフリーランスのひかると申します。もし〇〇のお手伝いが必要でしたら、お力になれるかもしれません」みたいな軽いノリで。
実際、これで月3万円くらいの案件を2つ獲得できました。
2. 簡易課税制度を使ってる事業者 簡易課税制度っていうのは、小規模事業者が使える消費税の計算方法で、この制度を使ってる人は仕入税額控除を実額計算しないんです。つまり、インボイスがあってもなくても関係ない。
どうやって見つけるか。例えば、地元の小さい会社とか、個人経営の店舗。年商5,000万円以下っぽいところを狙います。直接電話して「こういうサービスを提供してます」って営業しました。
昔ながらの方法ですけど、意外と響きます。「ホームページ作りませんか」って提案したら、「ちょうど考えてたんだよね」って言われて、15万円の案件になったこともあります。
3. 一般消費者向けサービスへのシフト B2Bじゃなくて、B2Cに切り替えるのも一つの手です。個人のお客さんは、インボイスなんて気にしません。
私の場合、今まで企業向けだったサービスを、個人向けにアレンジしました。例えば、「企業のマーケティングコンサル」を「個人事業主向けのSNS運用サポート」に変更。ココナラやランサーズで出品したら、月に4〜5件くらいコンスタントに依頼が来るようになりました。
単価は下がりましたけど、数で勝負です。1件5,000円でも、月に10件やれば5万円。それが積み重なれば、なんとか生活できる。
具体的に使ったツールとテンプレート
実際に私が使ったツールを紹介します。
営業テンプレート管理:Notion https://www.notion.so/ja-jp 上で紹介した取引継続メールや、新規営業のDMテンプレートを全部Notionに保存してました。コピペで送れるから楽だし、相手ごとにカスタマイズもしやすい。
クライアント管理:Googleスプレッドシート どの取引先がインボイス必要か不要か、一覧にまとめました。「取引先名 / 業種 / 年商規模(推定)/ インボイス対応状況 / 次回アクション」って感じでシンプルに管理。
請求書発行:Misoca https://www.misoca.jp インボイス非対応の請求書フォーマットで、消費税の記載方法を「外税表記なし」に設定できます。無料プランでも月5通まで発行できるので、小規模フリーランスには十分です。
案件獲得:ココナラ、ランサーズ、クラウドワークス 個人向けサービスの出品に使いました。手数料は高いけど、インボイス関係なく仕事が取れるのはありがたいです。
これが「本当のメリット」免税事業者でいる意味
ここまで読んで、「結局、インボイス登録した方が楽じゃん」って思いました?その気持ち、すごくわかります。私も何度も揺らぎました。
でもね、免税事業者でいることには、ちゃんとメリットもあるんです。
1. 消費税の納税義務がない これ、めちゃくちゃ大きいです。もし課税事業者になったら、売上の約2%〜5%を消費税として納めなきゃいけません。年間売上が500万円だったら、10万円〜25万円の納税です。この差、かなりでかくないですか。
2026年9月までは「2割特例」があって、実際の納税額は売上の約2%で済みます。でも、2026年10月からは段階的に負担が増えて、2029年以降は通常の税率になります。長期的に見たら、けっこうな負担増です。
2. 事務負担が増えない 課税事業者になると、消費税の申告書を作らなきゃいけません。これ、マジでめんどくさいです。会計ソフト使っても、慣れるまで時間かかります。税理士に頼めばお金もかかる。
私みたいに、「できるだけシンプルに仕事したい」って思ってる人には、免税事業者のままでいる方が楽なんです。
3. 小規模・個人向けマーケットは意外と大きい 実際に営業先を変えてみてわかったんですけど、インボイス不要のマーケットって思ってたより大きいんですよ。個人事業主、小規模事業者、一般消費者。この層に絞れば、全然やっていけます。
むしろ、大企業相手にしてた時より、人間関係が近くて、長く付き合ってくれるクライアントが多い気がします。
そして、もう一つ。私が最近気づいた大事なこと。
「選択肢を持つこと」が最強だということ
インボイス登録するかしないか、最終的には自分で決めることです。でも、決める前に「免税事業者のままでどうやって生き残るか」を知っておくことが、すごく大事だと思うんです。
そのための具体的なノウハウや考え方を学びたいなら、CFQ(キャッシュフローコーチ)公式参考書をチェックしてみるといいかもしれません。これは中小企業やフリーランスのお金の流れを管理するための資格試験の参考書なんですけど、自分のビジネスを数字で見る力がつきます。
インボイス登録するかどうかって、結局「今後どれくらい稼ぎたいか」「どんな働き方をしたいか」で変わってくるんです。年商1,000万円超えを目指すなら、どのみち課税事業者になります。でも、小さく安定的にやりたいなら、免税事業者のままでも全然いける。
CFQの考え方を学ぶと、自分の数字を冷静に見られるようになって、「あ、自分はこの規模で十分だな」とか「もっと拡大したいから登録しよう」とか、自分で判断できるようになります。
誰かに言われるがままじゃなくて、自分で選ぶ。その力をつけることが、フリーランスとして一番大事なことだと思うんです。
明日からできること
最後に、今日からすぐできることを3ステップでまとめます。
ステップ1:既存取引先リストを作る 今あるクライアントを全部リストアップして、「インボイス必要 / 不要 / 不明」に分類してください。不明の場合は、勇気を出して聞いてみましょう。メールで「今後の取引に関して確認したいことがあります」って送るだけでOKです。
ステップ2:「正直メール」を送る 上で紹介したテンプレートを使って、既存取引先に状況説明と提案をしてみてください。放置してると相手から切られますけど、自分から動けば意外と継続してくれます。
ステップ3:新規営業先を「インボイス不要層」に絞る もう無理して大企業に営業かけなくていいです。小規模事業者、個人事業主、一般消費者。このマーケットに全力を注ぎましょう。SNSやクラウドソーシングサイトを活用して、週に2〜3件はアプローチしてみてください。
この3ステップ、騙されたと思ってやってみてください。1ヶ月後には、ちょっとずつ状況が変わってきてるはずです。
よくある疑問と誤解(Q&A)
Q1. インボイス未登録のフリーランスですが、取引先から「次回の契約更新はなし」と言われました。これって違法じゃないんですか?
A:👉残念ながら、契約更新をしないこと自体は違法じゃないんです。フリーランス新法で一方的な契約解除は規制されてますけど、「更新しない」って判断は企業側の自由なんですよ。ただし、契約期間中に一方的に報酬を減額したり、取引を打ち切ったりするのは違法です。もしそういう状況なら、フリーランス協会の「インボイストラブル通報BOX」や公正取引委員会に相談してみてください。
Q2. 免税事業者のまま個人向けサービスにシフトしたフリーランスです。でも単価が下がって、以前より働いてるのに収入が減りました。このまま続けるべきでしょうか?
A:👉それ、私も経験しました。個人向けは単価が下がりやすいから、最初はきついんですよね。でも、数をこなすうちにスキルが上がって、効率も良くなってきます。あと、リピーターが増えると安定してきますよ。もし今が制度開始から半年以内なら、もうちょっと続けてみて。それでも厳しかったら、課税事業者への転向も視野に入れていいと思います。自分の状況を数字で見て、冷静に判断してくださいね。
これらは全て正しい知識があるだけで避けられるトラブルばかりです!
トラブルの原因はあなたの人間性ではなく「知識不足」
「何でこんなトラブルばっかり起こるんだろう。もしかして向いていないのかな…」と悩んだこと、私も何度もありました。
でも今になって思い返してみると、自分自身を責める必要なんて全くなくて、ただの知識不足だったんですね!
CFQ(個人事業経営士)公式参考書は、まさにそんな人のために作られました。
この1冊で身に付く知識
- 届出・税務の基礎(開業届、青色申告、インボイス制度)
- 契約・法務の実務(契約書の作り方、著作権、下請法)
- 保険・リスク管理(損害賠償、PL保険、トラブル対応)
- ビジネスマナー・オンラインマナー(会社員勤務の経験が少ない方にも)
- ケーススタディ(実例から学ぶ失敗パターン)
- 4択式テスト(理解度チェック)
単なる制度を解説する内容ではなく、「明日から使える実践知識」が詰まっています。

こんな人におすすめ
- 今の自分、何がいけないかが分からない
- 契約書・見積書の作り方に自信がない
- 確定申告でいつも不安になる
- クライアントと対等に接したい
- もっと自分に自信を持ちたい
私自身、この参考書に出会ってから、「一人で抱えて不安」が「自信を持って対応できる」に変わりました。
あなたの「事業者としての土台」を、この1冊がしっかり支えてくれます。
【まとめ】インボイスに負けないフリーランスに!
インボイス制度が始まって1年以上。正直、最初は「終わった」って思いました。でも、今こうして記事を書けてるのは、諦めずに動いたからです。
取引先が減っても、営業先を変えればいい。価格が下がっても、数を増やせばいい。完璧じゃないけど、生き残る方法はあります。
もしあなたが今、「どうしよう」って悩んでるなら、まず動いてください。1通のメールでいい、1件の営業でいい。小さな一歩が、状況を変えます。
そして忘れないでください。インボイス登録するかしないかは、誰かに決められることじゃなくて、あなた自身が選ぶことです。そのために、情報を集めて、自分の数字を見て、自分に合った道を進んでください。
私はあなたを応援してます。一緒に頑張りましょう。
フリーランスの資格「CFQ」は、そんなあなたの「自信と未来」を一緒に育てていきます!

よくある疑問と誤解(Q&A)
トラブルの原因はあなたの人間性ではなく「知識不足」

