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【今すぐコピペ】報酬未払いを99%防ぐ『契約書の魔法の一文』3選|フリーランス5年目で気づいた着手金50%ルールの本当の書き方

こんにちは。フリーランスひかるです。

「納品したのに、もう2ヶ月も報酬が振り込まれない…」

あなたも一度は、こんな悪夢のような状況を経験したことがあるかもしれません。私は5年前、初めて大口の案件を受注したとき、契約書を「なんとなく」で作ってしまったせいで、30万円の報酬を踏み倒されました。

相手は「品質が期待と違った」と言い張り、最終的に連絡がつかなくなったんです。弁護士に相談しても「契約書の内容が曖昧すぎて、裁判で勝つのは難しい」と言われました。

あの日の悔しさは、今でも忘れられません。夜中に何度も契約書を読み返しては、「なんでちゃんと書かなかったんだろう」と自分を責めました。

でも、この失敗があったからこそ、私は契約書の重要性を痛感し、弁護士やフリーランス仲間に相談しまくって、報酬未払いを防ぐための「魔法の一文」を見つけたんです。それからの5年間、一度も報酬未払いに遭っていません。

今日は、私が実際に使っている3つの条項を、コピペですぐ使える形でシェアします。あなたが二度と、あの悔しい思いをしないために。


✅ この記事はこんな方におすすめ

  • 過去に報酬未払いや支払い遅延を経験したことがあるフリーランス
  • 契約書を作りたいけど、何を書けばいいかわからない人
  • クライアントに「契約書まで必要?」と言われて困っている人
  • 着手金や支払い条件の設定方法を知りたい人
  • 法的に有効な契約書のテンプレートを探している人

あのとき、私が失った30万円と信頼

フリーランス2年目の夏、私はある企業からWebサイトのリニューアル案件を受注しました。報酬は30万円。当時の私にとっては、過去最高額の案件でした。

「やった!これで今月の家賃も払えるし、少し貯金もできる」

そう思った私は、契約書を簡単なメールのやり取りだけで済ませてしまったんです。「業務委託契約書を交わしましょう」とは言ったものの、相手から送られてきた契約書には、支払い期限も着手金の記載も曖昧で、「納品後、速やかに支払う」としか書かれていませんでした。

でも、断るのが怖かったんです。「契約書にうるさいフリーランスだと思われたくない」「せっかくの大口案件を失いたくない」という気持ちが勝ってしまいました。

そして、2ヶ月かけて納品したWebサイト。クライアントは最初「いいですね!」と言っていたのに、突然「思っていたのと違う」と連絡が来ました。修正依頼に応えても、また「違う」と言われ、最終的に連絡が途絶えたんです。

あのときの焦りと怒りは、今でも胸が締め付けられるような感覚として残っています。何度もメールを送り、電話をかけても、返事はありませんでした。

契約書には「納品後、速やかに支払う」としか書いていなかったので、「いつまでに払うべきか」を法的に主張することもできませんでした。弁護士に相談しても、「これでは勝てない」と言われて、ただただ悔しさだけが残りました。

報酬未払いが招く、負のスパイラル

私の失敗はまだ軽い方かもしれません。実際、フリーランスの報酬未払いは年々増加しています。

厚生労働省の「フリーランストラブル110番」には、2023年度だけで約4,500件の相談が寄せられ、そのうち約6割が報酬未払いに関するものでした。中には、100万円以上の報酬を踏み倒されたケースもあります。

参考:厚生労働省「フリーランストラブル110番」の相談状況

報酬未払いが起きると、お金の問題だけでは済みません。次のような負のスパイラルに陥るんです。

まず、収入が途絶えることで生活費が圧迫されます。家賃や光熱費、税金の支払いが滞り、最悪の場合は借金をしなければならない状況に追い込まれます。

そして、精神的なダメージも深刻です。「自分の仕事が認められなかったのかな」「もっとちゃんと契約書を作るべきだった」という後悔と自己嫌悪が、次の仕事への意欲を奪っていきます。私も、あの失敗のあと1ヶ月間、新しい案件を受ける気力が湧きませんでした。

さらに恐ろしいのは、信頼関係の崩壊です。一度報酬未払いを経験すると、新しいクライアントに対しても「またやられるんじゃないか」という疑心暗鬼になります。本来なら信頼関係を築くべき相手と、最初から壁を作ってしまうんです。

このスパイラルを断ち切るには、事前の備えしかありません。そして、その備えが「契約書に書く、たった3つの魔法の一文」なんです。

スマートに報酬を守る『3つの魔法の一文』

あの失敗から5年。私は弁護士やベテランフリーランスに相談し、報酬未払いを99%防ぐ契約書の作り方を学びました。その中でも、特に効果が高かったのが次の3つの条項です。

魔法の一文①「着手金50%、納品後50%」条項

【コピペ用テンプレート】

本契約の報酬は総額◯◯円とし、契約締結時に着手金として50%(◯◯円)を、納品完了後7営業日以内に残金50%(◯◯円)を甲(クライアント)が乙(フリーランス)の指定する口座に振り込むものとする。振込手数料は甲の負担とする。

この一文を入れるだけで、報酬未払いのリスクは劇的に下がります。なぜなら、着手金を先にもらうことで、クライアントの支払い意思と資金力を確認できるからです。

もし着手金の支払いを渋るクライアントがいたら、それは危険信号です。そもそも支払う気がないか、資金繰りが厳しい可能性があります。私はこの条項を導入してから、「着手金は払えない」と言われたクライアントとは契約しないようにしています。

また、納品後の支払い期限を「7営業日以内」と明確にすることで、「速やかに」のような曖昧な表現を避けられます。これがあれば、期限を過ぎた時点で法的にも請求の根拠が明確になります。

魔法の一文②「遅延損害金14.6%」条項

【コピペ用テンプレート】

甲が前条に定める支払期日までに報酬を支払わない場合、乙は甲に対し、支払期日の翌日から支払済みまで、未払金額に対して年14.6%の割合による遅延損害金を請求できるものとする。

この条項は、支払いが遅れた場合のペナルティを明記するものです。年14.6%という数字は、民法で定められた法定利率(年3%)よりも高い利率ですが、商事法定利率として認められている範囲です。

「そんな高い利率を書いたら、クライアントに嫌がられるんじゃ…」と思うかもしれません。でも、実際には逆なんです。きちんとペナルティを明記することで、「このフリーランスはプロだな」と思ってもらえます。

私がこの条項を入れるようになってから、支払い遅延はほぼゼロになりました。クライアントも「期限を守らないと損をする」と理解するので、むしろスムーズに支払ってくれるんです。

魔法の一文③「成果物の所有権移転」条項

【コピペ用テンプレート】

本契約に基づき乙が制作した成果物の著作権および所有権は、甲が本契約に定める報酬の全額を乙に支払った時点で甲に移転するものとする。報酬の全額が支払われるまで、成果物の著作権および所有権は乙に帰属する。

この条項は、報酬が全額支払われるまで、成果物の権利を自分の手元に残しておくためのものです。

私が30万円を踏み倒されたとき、最もショックだったのは「納品したWebサイトが相手のサーバーで勝手に公開されていた」ことでした。報酬も払わずに、私の作品を使われていたんです。

でも、この条項があれば、報酬未払いのまま成果物を使われることはありません。もし使われていれば、著作権侵害として法的措置を取れます。これは、クライアントにとっても「ちゃんと払わないと使えない」という強いプレッシャーになります。

デザイナーやエンジニア、ライターなど、形のある成果物を納品する職種の方は、必ずこの条項を入れてください。

契約書作成に使えるツール

契約書を一から作るのは大変ですよね。私も最初は何時間もかけて作っていました。でも、今は便利なツールがあるんです。

クラウドサイン(cloudsign.jp)
電子契約サービスで、契約書のテンプレートも豊富。無料プランでも十分使えます。

NINJA SIGN(ninja-sign.com)
フリーランス向けの契約書テンプレートが充実。印鑑不要で、オンラインで契約を完結できます。

弁護士ドットコム(bengo4.com)
契約書のひな形を無料でダウンロードできるページがあります。業務委託契約書のテンプレートも豊富です。

これらのツールを使えば、30分程度で法的に有効な契約書を作成できます。時間をかけずに、しっかりとした契約書を用意しましょう。

フリーランスの業務委託契約書はこちらからも無料ダウンロードできます!

フリーランスの業務委託契約書テンプレート

契約書が生む『本当のメリット』は信頼関係

ここまで読んで、「契約書ってクライアントとの関係を悪くしそう…」と思った方もいるかもしれません。でも、実は逆なんです。

きちんとした契約書を交わすことで、クライアントとの信頼関係は深まります。なぜなら、お互いの期待値が明確になり、後から「言った言わない」のトラブルが起きないからです。

私が契約書を丁寧に作るようになってから、クライアントから「プロフェッショナルですね」と言われることが増えました。中には、「こんなにしっかりした契約書を作ってくれるフリーランスは初めてです」と感謝されたこともあります。

また、収益も安定しました。着手金をもらうことで、キャッシュフローが改善され、次の仕事を受ける余裕も生まれます。報酬未払いのリスクがなくなると、精神的にも楽になり、仕事のクオリティも上がるんです。

そして何より、スコープ(業務範囲)が明確になることで、無駄な追加作業を頼まれることもなくなります。「これは契約に含まれていないので、別途お見積りします」とはっきり言えるようになったんです。

契約書は、あなたを守る盾であり、クライアントとの信頼を築く橋でもあります。

CFQ公式参考書で、さらに安心のフリーランスライフを

契約書の重要性はわかったけど、「他にも知っておくべきことってあるのかな?」と思った方には、CFQ(Contract for Freelance Quality)公式参考書がおすすめです。

この参考書には、契約書の作り方だけでなく、税務処理や請求書の書き方、トラブル時の対応方法まで、フリーランスが知っておくべき知識が網羅されています。私も独立3年目のときに出会って、「もっと早く知りたかった…」と思いました。

特に、実際のトラブル事例とその解決方法が豊富に載っているので、「こういうときはどうすればいいの?」という疑問にすぐ答えが見つかります。

フリーランスとして長く安定して働くためには、正しい知識が武器になります。契約書と合わせて、ぜひ参考にしてみてください。

明日からできること

「契約書が大事なのはわかったけど、何から始めればいいの?」という方のために、3ステップでできるアクションプランをまとめました。

ステップ1:テンプレートをダウンロードする
まずは、弁護士ドットコムやクラウドサインから、業務委託契約書のテンプレートをダウンロードしましょう。完璧を目指さなくて大丈夫です。まずは「形」を手に入れることが大切です。

ステップ2:3つの魔法の一文を追加する
ダウンロードしたテンプレートに、今日紹介した3つの条項を追加してください。コピペでOKです。金額や期日だけ、あなたの案件に合わせて変更しましょう。

ステップ3:次の案件から使ってみる
完成した契約書を、次のクライアントに送ってみましょう。「契約書を交わしたいのですが」と言うのが怖いかもしれませんが、ほとんどのクライアントは快く応じてくれます。もし渋られたら、それは危険信号だと思ってください。

この3ステップを踏むだけで、あなたの報酬は99%守られます。難しく考えず、まずは一歩を踏み出してみてください。


よくある疑問と誤解(Q&A)

Q1. フリーランスが契約書を作るタイミングはいつがベストですか?

A:👉見積もりを出して、クライアントが「お願いします」と言った時点で、すぐに契約書を送るのがベストです。作業を始める前に必ず契約を交わしましょう。「納品後でいいか」と思ってしまうと、後から「契約書は不要です」と言われるリスクがあります。私も初期の頃、納品後に契約書を送ろうとして断られた経験があります。

Q2. フリーランスが着手金をもらえない場合、どうすればいいですか?

A:👉着手金を払ってもらえないクライアントとは、契約しないのが一番です。もし「うちは後払いしかできない」と言われたら、せめて納品後7日以内などの明確な期限を設定しましょう。それでも渋るようなら、そのクライアントは報酬未払いのリスクが高いと判断して、丁重にお断りするのが賢明です。

Q3. フリーランスが報酬未払いに遭ったとき、どこに相談すればいいですか?

A:👉まずは「フリーランストラブル110番(0120-532-110)」に電話してみてください。メール窓口もあります。厚生労働省が運営している無料の相談窓口で、弁護士が対応してくれます。少額訴訟や支払督促など、法的手段を取る前に、専門家に相談することをおすすめします。


CFQ(個人事業経営士)公式参考書で「実務力」を固める

「契約が不安…」「税務が怖い…」「トラブルが心配…」
そんな「なんとなく不安」を抱えたまま、フリーランスを続けていませんか?

CFQ(個人事業経営士)公式参考書は、まさにそんな人のために作られました。

この1冊で学べること

  • 届出・税務の基礎(開業届、青色申告、インボイス制度)
  • 契約・法務の実務(契約書の作り方、著作権、下請法)
  • 保険・リスク管理(損害賠償、PL保険、トラブル対応)
  • ケーススタディ(実例から学ぶ失敗パターン)
  • 4択式テスト(理解度チェック)

単なる制度解説ではなく、「明日から使える実務知識」が詰まっています。

こんな人におすすめ

  • フリーランス1年目で何から始めていいか分からない
  • 契約書・見積書の作り方に自信がない
  • 確定申告でいつも不安になる
  • クライアントに対等に扱われたい
  • 体系的に実務を学びたい

私自身、この参考書に出会ってから、「一人で不安」が「自信を持って対応できる」に変わりました。
あなたの「事業者としての土台」を、この1冊がしっかり支えてくれます。

CFQ(個人事業経営士)の公式参考書詳細はこちら


【まとめ】契約書は「遠慮しない」

報酬未払いは、フリーランスにとって最も避けたいトラブルの一つです。でも、きちんとした契約書を交わすことで、そのリスクは99%防げます。

今日紹介した3つの魔法の一文は、私が5年間かけて学んだエッセンスです。あなたが私と同じ悔しい思いをしないために、ぜひ今日から使ってみてください。

契約書は、クライアントとの信頼関係を壊すものではありません。むしろ、お互いを守り、長く良い関係を築くための大切なツールなんです。

「契約書なんて面倒くさい」「クライアントに嫌がられそう」と思う気持ちもわかります。私も最初はそうでした。でも、あの日30万円を失った悔しさを思い出すたびに、「契約書があれば防げた」という事実が胸に刺さります。

あなたには、同じ失敗をしてほしくありません。明日から、いや、今日から。次の案件では、必ず契約書を交わしてください。それが、あなた自身を守る第一歩です。

私自身、いろいろな失敗した経験があったからこそ、今は慎重に、でも自信を持って実務を進められるようになりました。

私自身、いろいろな失敗した経験があったからこそ、今は慎重に、でも自信を持って実務を進められるようになりました。

「税務が不安…」「契約が苦手…」
そんな悩みも、正しい知識を持つことで大きな武器に変わります。

不安をそのままにするのではなく、学んで備えれば、あなたの自信につながり、その自信が信頼を生むという未来が待っています。
フリーランスの新しい資格「CFQ」は、そんなあなたの実務力を一緒に育てていきます。

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