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【体験談】クライアントに舐められるフリーランスがやってない5つの実務対策

こんにちは。フリーランスひかるです。

「また値切られた…」「急な仕様変更なのに追加料金もらえない…」「納品したのに支払いが2ヶ月遅れてる…」
正直に言います。フリーランス3年目まで、私はクライアントに完全に舐められていました。

でも問題は、スキル不足でも営業力不足でもなかったんです。「実務対策」をやってなかっただけでした。

この記事では、私が痛い目に遭いながら学んだ「プロとして扱われるための5つの実務対策」を、失敗談とともに包み隠さずシェアします。

✅ この記事はこんな方におすすめ

  • クライアントに値切られることが多い
  • 「口約束」で始めて後悔した経験がある
  • 追加作業を無料でやらされている
  • 「趣味の延長でしょ?」と軽く見られる
  • フリーランスとして対等に扱われたい

なぜあなたは「舐められる」のか?本質的な3つの理由

私が最初に大失敗したのは、Webデザインの案件でした。

口約束だけでスタートして、修正が10回を超えたあたりで「もうちょっと安くならない?」と値切られ、さらに「著作権はこっちにあるよね?」と言われて初めて気づいたんです。

「あ、私、完全に舐められてる」

でも当時は、なぜ舐められるのか分かりませんでした。スキルは同業者と変わらないはず。なのに扱いが違う。

後から分かった理由がこれです。

理由1:「契約書がない」=プロじゃない

最大の原因はこれでした。

会社員同士の取引では契約書は当たり前。でも個人には契約書を求めない企業、意外と多いんです。

そして契約書を用意しない個人は、クライアントから見ると「アマチュア」に見える。これが現実でした。

理由2:税務・法務の知識がない=「軽い仕事」に見える

「消費税ってどうなるんですか?」 「請求書の書き方教えてください」

こんな質問をクライアントにしてしまうと、一気に信頼を失います。

逆に、開業届・確定申告・インボイス制度などをサラッと理解している人は、**「ちゃんとした事業者」**として扱われます。

理由3:「言った言わない」を防ぐ仕組みがない

「修正は3回までって聞いてませんでした?」 「いや、無制限だと思ってましたよ」

この不毛なやり取り、経験ありませんか?

記録を残さない人は、トラブル時に100%不利です。 そして一度でもこういうトラブルがあると、そのクライアントからの評価は二度と上がりません。


【実務対策1】契約書は「自分から」提示する

私の失敗談:口約束で50万円を踏み倒された話

フリーランス1年目、ライティングの継続案件を受注しました。

最初の打ち合わせで「月20本で50万円ね!」と口頭で合意。メールでも「よろしくお願いします!」だけ。

1ヶ月後、20本納品して請求書を送ったら…

「え?そんな金額聞いてないけど?月10万の間違いじゃない?」

証拠がない私は、結局10万円で泣き寝入りしました。

今すぐできる対策:契約書テンプレートを用意する

契約書は難しくありません。最低限、この5項目を明記すればOKです。

契約書に必須の5項目:

  1. 業務内容(何をどこまでやるか)
  2. 報酬額と支払い時期
  3. 納期と納品方法
  4. 著作権の扱い(誰に帰属するか)
  5. 修正回数の上限

私は今、初回の打ち合わせ後に必ず「契約書のドラフト」をメールで送ります。

すると不思議なことに、クライアントの態度が明らかに変わります。

「おお、ちゃんとしてるな」という空気になり、その後の値切り交渉もほぼゼロに。

CFQ参考書の活用ポイント

契約書の作り方、正直ググっても情報がバラバラで不安でした。

でもCFQ(個人事業経営士)の公式参考書には、フリーランス向けの契約書テンプレートと注意点が実例付きで載っています。

特に「著作権」「損害賠償」の条項は、自己流だと危険。私もこれで学んで、やっと安心して契約できるようになりました。


【実務対策2】見積書・請求書は「プロ仕様」で作る

私の失敗談:手書き請求書で信頼を失った

フリーランス初期、請求書を手書きで送っていました。(今思えば恥ずかしい…)

あるクライアントから「経理が処理できないので、フォーマット変えてもらえますか?」と言われ、その後連絡が途絶えました。

理由は明白です。手書き請求書=適当な人と思われたんです。

今すぐできる対策:見積書・請求書の「型」を持つ

今は、見積書と請求書を必ずExcelテンプレートで作成しています。

最低限含めるべき項目:

  • 通し番号(見積No.、請求No.)
  • 発行日と支払い期限
  • 振込先(銀行名・支店名・口座番号)
  • 適格請求書発行事業者番号(インボイス登録してる場合)
  • 消費税の内訳

これがあるだけで、**「経理処理を分かってる人」**として扱われます。

知らないとヤバイ:インボイス制度の基礎

2023年10月からインボイス制度が始まり、登録してないと取引を切られるケースも増えています。

でも「インボイスって何?」「登録すべき?」という基礎を理解してない人、意外と多いんです。

CFQ(個人事業経営士)の公式参考書では、インボイス制度の仕組みから、登録すべき年収ライン、経過措置の使い方まで分かりやすく解説されています。

税理士に聞くほどじゃないけど、ググっても難しい…そんな「ちょうどいい知識」が手に入ります。


【実務対策3】「期待値設定」を契約時に必ずやる

私の失敗談:「もうちょっとオシャレに」が永遠に続いた

デザインの仕事で、修正指示が15回続いたことがあります。

「もうちょっとオシャレに」 「なんか違う感じで」 「もっとポップに」

具体性ゼロの指示に振り回され、結局1ヶ月かかって報酬は5万円。時給換算したら絶望しました。

今すぐできる対策:事前に修正回数を「数字」で決める

今は契約時に必ずこう伝えます。

「修正は3回まで無料、4回目以降は1回につき1万円の追加料金をいただきます」

これを契約書に明記しておくだけで、クライアントも慎重に指示を出すようになり、修正は平均1.5回で終わります。

期待値設定のチェックリスト

  • 修正回数の上限
  • レスポンス時間の目安(24時間以内など)
  • 急ぎ対応の追加料金
  • 範囲外作業の単価
  • 支払い遅延時のペナルティ

こうした「数字」を事前に握っておくと、後から揉めることがほぼなくなります。


【実務対策4】税務・保険の基礎を「最低限」押さえる

私の失敗談:確定申告ミスで追徴課税20万円

フリーランス2年目、確定申告を適当にやった結果、税務調査が入りました。
経費の計上ミス、控除の申告漏れ、領収書の保管不足…

結果、追徴課税と加算税で約20万円を払う羽目に。

この経験で学んだのは、「知らなかった」は通用しないということでした。

今すぐできる対策:開業届・青色申告の基礎を理解する

フリーランスとして「ちゃんとしてる人」は、最低限これをやっています。

最低限やるべき税務対策:

  • 開業届の提出(開業から1ヶ月以内)
  • 青色申告承認申請書の提出(最大65万円控除)
  • 帳簿の記録(会計ソフト推奨)
  • 領収書・請求書の7年間保存

「面倒くさい」と思うかもしれませんが、青色申告だけで年間数十万円の節税になることもあります。

CFQ参考書の活用ポイント

税務の本って、分厚くて専門用語だらけで挫折しませんか?

CFQ(個人事業経営士)の公式参考書は、フリーランスに必要な部分だけに絞って書かれているので、3時間もあれば読み切れます。

特に「経費になるもの・ならないもの」の判断基準が実例付きで載っているので、確定申告の不安がかなり減りました。


【実務対策5】トラブル時の「対応フロー」を持つ

私の失敗談:感情的に返信して関係が悪化

あるクライアントから、納品後に「やっぱりイメージと違うから報酬半額にしてほしい」と言われました。

当時の私は頭に血が上り、感情的なメールを送ってしまいました。

結果、関係は完全に破綻。その後の継続案件もすべて白紙に。

今思えば、冷静に対処すれば解決できた問題でした。

今すぐできる対策:トラブル対応の3ステップ

今はトラブルが起きても、この3ステップで冷静に対処できます。

ステップ1:事実確認(感情を挟まない)

  • 何が問題なのか、契約書と照らし合わせる
  • メールやチャットで記録を確認する

ステップ2:解決策の提示(複数の選択肢を出す)

  • 修正で対応する場合の条件
  • 返金する場合の条件
  • 第三者を入れて協議する選択肢

ステップ3:書面で合意(必ず記録に残す)

  • 口頭で済ませず、メールで確認
  • 合意内容を契約書の追記として残す

この3ステップを踏むだけで、大半のトラブルは拗れずに解決します。

知っておくべき:下請法と損害賠償の基礎

実は、フリーランスでも「下請法」で守られるケースがあります。

  • 支払い遅延(納品から60日以内の支払い義務)
  • 不当な減額や返品
  • 買い叩き(相場より著しく安い報酬)

こうした法的知識があるだけで、理不尽な要求に対して堂々とNOと言えます。

CFQの参考書では、下請法の基礎や、損害賠償が発生するケース、保険の種類(PL保険など)まで網羅されています。

「知らないと損する法律知識」が、事例とセットで学べるのが本当に助かりました。


よくある疑問と誤解(Q&A)

Q1. フリーランスとして、合わないクライアントとは即座に契約を切るべきですか?

A:👉即座に切るのではなく、まずは改善の余地があるか検討してみてください。コミュニケーション方法を変える、期待値を再調整するなど、できることから始めましょう。それでも改善されない場合は、お互いのためにも契約終了を検討するのが賢明です。

Q2. クライアントからの連絡が遅い時、催促するのは失礼でしょうか?

A:👉礼儀正しく、かつビジネスライクに確認するのは全く問題ありません。「プロジェクトをスムーズに進めるために」という前置きをつけて、期限を明確にした催促メールを送りましょう。

Q3. フリーランス初心者でも、クライアントと対等な関係を築けますか?

A:👉はい、可能です。重要なのは経験年数ではなく、プロフェッショナルな姿勢です。契約書の作成、明確な料金体系、丁寧なコミュニケーションを心がければ、経験が浅くても信頼関係は築けます。

Q4. 価値観が合わないフリーランス案件でも、収入のために我慢すべきですか?

A:👉短期的には収入につながっても、長期的にはマイナスになる可能性があります。ストレスで品質が落ちたり、他の案件に影響が出たりすることも。自分の価値観と大きく異なる案件は、徐々に減らしていくことをおすすめします。収入が増えたとしても、数年経ったら「あれはなんだったのだろう?」と思うようになりますよ。


CFQ(個人事業経営士)公式参考書で、実務力を固める

「契約が不安…」「税務が怖い…」「トラブルが心配…」
そんな「なんとなく不安」を抱えたまま、フリーランスを続けていませんか?

CFQ(個人事業経営士)公式参考書は、まさにそんな人のために作られました。

この1冊で学べること

  • 届出・税務の基礎(開業届、青色申告、インボイス制度)
  • 契約・法務の実務(契約書の作り方、著作権、下請法)
  • 保険・リスク管理(損害賠償、PL保険、トラブル対応)
  • ケーススタディ(実例から学ぶ失敗パターン)
  • 4択式テスト(理解度チェック)

単なる制度解説ではなく、「明日から使える実務知識」が詰まっています。

こんな人におすすめ

  • フリーランス1年目で何から始めていいか分からない
  • 契約書・見積書の作り方に自信がない
  • 確定申告でいつも不安になる
  • クライアントに対等に扱われたい
  • 体系的に実務を学びたい

私自身、この参考書に出会ってから、「一人で不安」が「自信を持って対応できる」に変わりました。
あなたの「事業者としての土台」を、この1冊がしっかり支えてくれます。

CFQ(個人事業経営士)の公式参考書詳細はこちら


【まとめ】舐められないフリーランスになるために

クライアントに舐められる原因は、スキル不足じゃありません。

「実務対策」をやっていないだけです。

この記事で紹介した5つの対策を、今日から一つずつ始めてみてください。

  1. 契約書を自分から提示する
  2. 見積書・請求書をプロ仕様で作る
  3. 期待値設定を契約時に必ずやる
  4. 税務・保険の基礎を最低限押さえる
  5. トラブル時の対応フローを持つ

これだけで、あなたの「フリーランス人生」が変わります。

私も、いろいろな失敗を経験したからこそ、今は自信を持って実務を進められるようになりました。

「税務が不安…」「契約が苦手…」

そんな悩みも、正しい知識を持つことで大きな武器に変わります。

不安をそのままにするのではなく、学んで備えれば、あなたの自信が信頼を生むという未来が待っています。

CFQは、そんなあなたの実務力を一緒に育てていきます。

👉「個人事業経営士(CFQ)」について詳しく知る