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【時給300円!?】 社会人経験ゼロで即フリーランスは ぶっちゃけきつい やらかし3選と今すぐ使える 見積もり文例

この記事は、フリーランス実務資格「個人事業経営士・CFQ」監修のもと作成しています。

こんにちは。フリーランスひかるです。 「フリーランスになれば自由に稼げる」と思っていたのに、気づいたら1ヶ月まるごと働いて手元に2万円しか残っていなかった――そんな経験、笑えないけど笑えてくるやつってありませんか。

就活もせず、社会人経験もないまま「とにかくやってみよう」でフリーランスを始めると、最初にぶつかる壁のほとんどが「お金と契約」の話だったりします。
スキルが低いせいじゃない。知識がなかっただけ。でも当時の自分にはそれがわかっていなかった。

この記事では、私が実際にやらかしたことと、企業の担当者から聞いたリアルな話をもとに「新卒フリーランスが陥りやすい地雷」を3つに絞って紹介します。
すぐ使える見積もり文例もつけたので、最後まで読んでいってください。


✅ この記事はこんな方におすすめ

  • 就活をせずにそのままフリーランスを始めた、または始めようとしている
  • 見積もりや契約まわりがよくわからないまま仕事を受けてしまっている
  • 「なんか損してる気がする」という感覚があるけど、何が問題かわからない

この記事の監修者

フリーランスひかる
フリーランス歴10年超。
報酬未払い、契約トラブル、ブラッククライアント案件…いろんな修羅場を経験してきました。
「あの時知ってさえいれば…」という後悔をバネに、フリーランスの人が同じ失敗をしないよう、自分の身を守る知識と、今日からできる対処法をお伝えします。
※フリーランス実務資格「個人事業経営士・CFQ」監修

 

「企業担当者が実際に困った」新卒フリーランスのやらかし3選

フリーランスへの発注経験が豊富な、ある中小企業のディレクターに話を聞く機会がありました。その方がため息交じりに言っていたのが、「新卒フリーランスの子は、悪い子じゃないんだけどね」という一言。

どういうことかを聞いてみると、スキルよりも「仕事の進め方や契約のルール」で困らせてしまうケースが多いとのことでした。具体的に出てきた話を3つにまとめます。

やらかし① 修正回数を決めずに受けてしまった

「何回でも直します!」という一言が、まさかここまでの地獄になるとは思っていなかったそうです。

そのフリーランスの方は、最初の提案を出してから3ヶ月後もまだ修正対応をしていたとのこと。クライアントからすれば「お願いしたから対応してもらっているだけ」という認識なので、悪意は一切ない。でも受けた側は、その案件だけで他の仕事ができない状態になっていた。

修正無制限は「誠実さのアピール」のつもりが、プロとして見られなくなるリスクをはらんでいます。「回数を制限すると怒られそう」という不安はわかる。でも、制限することで信頼が下がるわけではないんです。

やらかし② 見積もりを「なんとなくの金額」で出した

「5,000円でどうですか」という見積もりを出した新卒フリーランスの方がいたそうです。仕上がりはよかった。ただ、制作にかかった実時間が16時間以上。時給に換算すると300円を下回っていた計算になります。

担当者いわく「安すぎて逆に心配になった」と。発注する側も、極端に安い金額だとクオリティや継続性を不安視することがあります。
相場を知らないまま出した見積もりは、双方にとって不幸な結果になります。

フリーランスの適正単価については、フリーランス協会が毎年公開している「フリーランス白書」も参考になります。

やらかし③ 契約書なしで仕事を始めてしまった

「信頼関係があるから大丈夫」「口頭で確認したから問題ない」という状態で進めた結果、納品後に「やっぱりイメージと違った」と言われてしまったケース。

この場合、何が問題だったかを証明するものがない。担当者も「口頭で伝えたつもり」があるから、どちらも悪意なく食い違いが起きていた。契約書やメールでの合意確認がなければ、最終的に損をするのは立場の弱い個人フリーランス側になりがちです。

「契約書って大げさじゃないか」と感じる人もいますが、一般的には簡単な業務委託書1枚でも十分なケースは多いとされています。

「調べながらやった」けど、後から気づいた落とし穴

私も最初は「ネットで全部調べられるから大丈夫」と思っていました。

確定申告もYouTubeで学んで、見積もりの書き方はブログで調べて、契約書はテンプレをそのままコピーして使っていた。結果的に何が起きたかというと、「知識のつまみ食い」状態になっていたんですね。

点と点がつながっていないから、応用が利かない。

たとえば確定申告。「経費に入れていいもの」を調べたら、通信費や書籍代がOKと書いてあった。でも「どこまで按分するか」「プライベートと仕事の線引きはどうするか」という部分は、ほとんどの記事が「ケースバイケース」で終わっていた。

税務署に聞きに行ったこともあります。教えてはもらえたけど、1回聞いたことが翌年には「あれ、どうだったっけ」となる。体系的な知識として身についていないから、毎回ゼロから調べ直すことになる。

この「毎回調べ直し問題」は時間のロスだけじゃなくてメンタルのロスでもあって。「自分ちゃんとできてるのかな」という不安が、地味にずっとつきまとっていました。

2023年に始まったインボイス制度も、最初は何のことかさっぱりわからなくて。取引先から「登録番号を教えてほしい」と言われたとき、「えっ、なにそれ」となった記憶があります。
知識が「穴あきチーズ」みたいな状態のまま仕事を続けていると、小さなミスが積み重なります。
1つひとつは大した問題じゃなくても、積み重なると信頼に関わってくる。

クライアントから「また頼みたい」と思われるために

正直に言うと、フリーランスとして継続的に仕事をもらえるかどうかは、スキルより「信頼できる人か」という印象で決まることが多いです。スキルは後からでも伸びる。でも「この人、なんかちゃんとしてるな」という安心感は、最初の接触で決まってしまうことがある。

では、具体的に何をすればいいか。3つのステップで整理してみます。

ステップ1|見積もりに「条件」を明記する

「5,000円」だけの見積もりではなく、以下のように条件を書くだけで印象が変わります。

件名:Webバナー制作のお見積もりについて

お世話になっております。〇〇(名前)です。 ご依頼いただいた件について、以下の条件にてお見積もりをご提案します。

・制作物:Webバナー 1点(サイズ:〇〇px) ・修正対応:2回まで含む(3回目以降は1回あたり〇〇円) ・納品形式:PNG、JPEG ・納期:ご発注から〇営業日以内 ・お見積もり金額:〇〇円(税込)

ご不明点があればお気軽にお声がけください。

「修正2回まで含む」と書くことで、追加費用の発生ルールを最初から共有できます。角が立つどころか「ちゃんとしてる人だ」と好印象になることの方が多いです。

ステップ2|ポートフォリオに「実績の文脈」を添える

作品を見せるだけでなく、「どんな課題に対して、どんな判断をしたか」を短く書くと差がつきます。

例:「クライアントの商品が若い女性向けだったため、配色をパステル系に変更。直帰率が改善した旨、後日報告をもらいました」

数字がなくてもOK。「考えて作っている人だ」という証明になれば十分です。ポートフォリオ作成にはNotionやBehanceがよく使われています(文末にリンクを記載しています)。

ステップ3|「専門知識がある」ことを資格で示す選択肢もある

実績が少ない段階では、スキルの証明が難しい場面もあります。そういうときに「資格」は、第三者が認めた知識の証明として機能します。

もちろん資格がなくても仕事はできます。ただ、「契約・税務・マナー・著作権を体系的に学んでいる人」と「なんとなく調べながらやっている人」では、クライアントから見たときの安心感に差が出ることがある。自分が信頼されやすくなるための選択肢の一つとして、頭の片隅に入れておく価値はあるかなと思っています。


実は「知識」が収入を安定させる一番の近道だった

フリーランスを続けていると、スキルと同じくらい「ビジネスまわりの知識」が重要だと気づいてきます。意外と知らないことって、かなりあります。

  • 見積書と請求書の違い、発行タイミングのルール
  • 著作権の「譲渡」と「使用許諾」はどう違うのか
  • 業務委託契約書に書かれている「瑕疵担保責任」ってなに
  • 確定申告の青色申告と白色申告、どちらが自分に合うか
  • トラブル発生時、最初に連絡すべき窓口はどこか

どれも「知らなくてもなんとかなる」ように見えて、実はトラブルの入口になりやすい項目です。

スキルが高くても、見積もりの出し方が甘ければ時給は下がり続ける。契約書のチェックができなければ、不利な条件に気づかないまま仕事を続けることになる。税務の知識がなければ、払わなくていい税金を払ってしまうことも。

これはスキル不足ではなく、知識不足の問題です。
知識は体系的に学べば、一度身につければ一生使えます。信頼される→仕事が継続する→収入が安定する、という流れを作るために、知識への投資は決して遠回りではないと、今なら自信を持って言えます。


明日からできること

難しく考えなくていいです。まず3つだけ。

Step 1|今受けている案件の条件を書き出す 修正回数・納品形式・納期・金額。この4つをメモするだけでいい。書き出すと「あ、決めてなかった」という項目が必ず出てきます。

Step 2|上の見積もり文例をそのままコピーして使ってみる 完璧じゃなくていいです。使ってみて、反応を見て、少しずつ自分の言葉に直していけばいい。最初の一回を出すことが大事。

Step 3|自分の「知識の穴」がどこにあるか確認する 確定申告・契約書・著作権・トラブル対応。この4つのうち「よくわかっていない」と感じるものがあれば、優先的に学ぶ対象です。

知識の穴を体系的に埋めたいと思ったとき、一つの選択肢として「個人事業経営士・CFQ資格」があります。税金・確定申告・契約・マナーといった、フリーランスが実務で必要な知識をトータルで学べる資格です。資格の取得が目的というより、「自分を守るための知識を一通り整理する」という使い方ができます。気になる方は公式サイトをチェックしてみてください。


よくある疑問と誤解(Q&A)

Q1. 修正回数を2回に制限したら、クライアントに「使いにくい」と思われませんか?

A:👉むしろ、最初から回数を明示している方が「プロらしい」と受け取られるケースが多いです。発注する側にとっても「どこまでお願いできるか」の基準が明確になるので、安心して依頼しやすくなります。不満が出るとしたら「後から制限を追加した場合」なので、最初の見積もり段階で共有しておくのが一番スムーズです。

Q2. 社会人経験ゼロだと、クライアントから信頼されにくいですか?

A:👉経歴よりも「この人は誠実に仕事をしてくれそうか」という印象の方が、発注の判断に影響することが多いです。丁寧な連絡・明確な見積もり・期日を守る、この3点を続けていると、経験年数に関係なく「また頼みたい人」になれます。「まだ経験は浅いですが、契約や進め方はきちんとしています」というスタンスで臨む方が誠実に伝わることも多いです。


これらは全て正しい知識があるだけで避けられます!


トラブルの原因はあなたのスキルや人間性ではなく「知識不足」

「何でこんなトラブルばっかり起こるんだろう。もしかして向いていないのかな…」と悩んだこと、私も何度もありました。
でも今になって思い返してみると、自分自身を責める必要なんて全くなくて、ただの知識不足だったんですね!

じゃあどうやって効率よく学ぶ?

私が「もっと早く知りたかった…」と思ったのが、CFQ(個人事業経営士)の参考書でした。

この1冊で身に付く知識

  • 届出・税務の基礎(開業届、青色申告、インボイス制度)
  • 契約・法務の実務(契約書の作り方、著作権、下請法)
  • 保険・リスク管理(損害賠償、PL保険、トラブル対応)
  • ビジネスマナー・オンラインマナー(会社員勤務の経験が少ない方にも)
  • ケーススタディ(実例から学ぶ失敗パターン)
  • 4択式テスト(理解度チェック)

単なる制度を解説する内容ではなく、「自分の身を守るための知識」が詰まっています。

こんな人におすすめ

  • 今の自分、何がいけないかが分からない
  • 契約書・見積書の作り方に自信がない
  • 確定申告でいつも不安になる
  • クライアントと対等に接したい
  • 自分の身は自分で守りたい

私自身、この参考書に出会ってから、「一人で抱えて不安」が「自信を持って対応できる」に変わりました。
あなたの「事業者としての土台」を、この1冊がしっかり支えてくれます。
資格取得が目的じゃなくても、手元に置いておくだけで「困ったときの辞書」みたいに使えるので、私は今でもよく見返しています。

👉CFQ(個人事業経営士)の参考について詳しく知る


【まとめ】時給は「自分次第で上がる!」

「なんでこうなったんだろう」と思うやらかしって、たいていの場合スキルの問題じゃなくて、知らなかっただけのことが多い。

修正無制限で受けてしまったのも、時給300円になってしまったのも、契約書なしで進めてしまったのも、「知らなかったから」です。知っていれば防げた話ばかり。

自分の力で生きていこうとしているなら、その力を守るための知識も自分で身につけていく必要があります。それは怖いことじゃなくて、自分を信頼することと同じだと私は思っています。

迷ったり、不安になったりしたとき、この記事をまた読み返しに来てください。そのときにもう少し進んだ自分になっているといいな、と思いながら書きました。