
こんにちは。フリーランスひかるです。
大学を卒業して、憧れだった「自由な働き方」を手に入れるためにフリーランスになる。会社に縛られず、好きな場所で好きな時間に働く。そんな理想を抱いて独立を決めた方も多いのではないでしょうか。
でも、いざ開業届を出して数ヶ月後。役所から届いた国民健康保険料の通知書を見て、思わず声が出てしまった経験はありませんか?「え、3万円超えてる…毎月これを払うの?」って。
今日は、大学卒業後すぐにフリーランスになった私が、社会保険の手続きで「知らなかった」では済まされない失敗をした話と、今からでも使える具体的なチェックリストをお伝えします。この記事を読めば、あなたが同じ失敗を繰り返さずに済むはずです。
✅ この記事はこんな方におすすめ
- 大学卒業後すぐにフリーランスとして独立を考えている方
- 開業届は出したけど社会保険の手続きがよくわからない方
- 国民健康保険料や国民年金の支払いに不安を感じている方
この記事の監修者フリーランスひかる
フリーランス歴10年超。
報酬未払い、契約トラブル、ブラッククライアント案件…いろんな修羅場を経験してきました。
「あの時知ってさえいれば…」という後悔をバネに、フリーランスの人が同じ失敗をしないよう、自分の身を守る知識と、今日からできる対処法をお伝えします。
「月3.2万円」の請求書が届いた日
あれは独立して3ヶ月目の6月でした。
ポストに届いた市役所からの封筒を開けると、「国民健康保険料納入通知書」という紙が入っていて。そこに書かれていた金額が、月額32,400円。
正直、最初は印刷ミスかと思いました。だって、学生時代は親の扶養に入っていたから保険料なんて意識したこともなかったんです。会社員の友達に聞いても「給料から天引きされてるけど、そんなに高くないよ」って言うし。
でも、これが現実でした。
当時の私の収入は月15万円ほど。フリーランスとして駆け出しで、まだクライアントも少なくて。そこから家賃、光熱費、食費を引いて、さらに3.2万円の保険料。計算すると、手元に残るのは5万円程度。貯金を切り崩しながら生活する日々が始まりました。
もっと辛かったのは、「自分で調べなかった自分」への後悔です。開業届を出す前に、ちゃんと社会保険のことを知っていれば。もう少し貯金を作ってから独立していれば。そんな「もしも」が頭の中をぐるぐる回りました。
実は、ある企業の人事担当者の方から聞いた話なんですが、最近は業務委託で新卒フリーランスの方と契約することも増えているそうです。でも、契約後に「社会保険のことを何も知らなくて、支払いができなくなった」と相談されるケースが本当に多いんだとか。
その担当者さんは言っていました。「フリーランスとしてのスキルは高いのに、社会保険の基礎知識がないだけで信用を失ってしまうのは、見ていて本当にもったいない」って。
独学の限界と、私がやらかした3つの失敗
独立する前、私も一応ネットで調べたんです。「フリーランス 社会保険」で検索して、いくつか記事を読んで。でも、読んだだけで満足してしまって、実際の手続きまで深く理解していませんでした。
失敗①:国民年金の免除申請を知らなかった
国民年金は月16,980円(当時)。これも結構な負担だったんですが、「払わなきゃいけないもの」だと思って必死に払っていました。
でも、後から知ったんです。収入が少ない場合、免除や猶予の制度があることを。申請すれば、全額免除や一部免除が受けられて、将来の年金受給資格にもカウントされる。
私が申請したのは、独立から8ヶ月後。それまでの期間は、本当にギリギリの生活でした。もっと早く知っていれば、あの数ヶ月の精神的な余裕が全然違ったはずです。
失敗②:健康保険の任意継続を検討しなかった
実は、会社を辞めてすぐフリーランスになる場合、前職の健康保険を最大2年間継続できる「任意継続」という制度があります(新卒の場合は該当しませんが、既卒で転職せずフリーランスになる人は要チェック)。
私の場合は新卒だったので使えなかったんですが、知人で「任意継続の方が国保より安かった」というケースを何件も聞きました。選択肢を知らないと、比較すらできないんですよね。
失敗③:確定申告で国保料を経費だと思っていた
これは本当に恥ずかしい話なんですが、初めての確定申告の時、国民健康保険料を「経費」として計上しようとしてました。
正しくは「社会保険料控除」として所得控除に含めるもの。税理士さんに指摘されて初めて気づいて、顔から火が出るほど恥ずかしかったです。
2023年には、フリーランス協会の調査で「社会保険料の負担が重い」と回答したフリーランスが全体の68%に上ったというデータもあります。多くの人が同じように悩んでいるんです。
調べながらやってみたけど、後から「あれ、間違ってた」と気づく。その度に役所に電話して、書類を出し直して。時間もかかるし、何より精神的に疲れました。
信頼されるフリーランスになるために必要な知識
ここまで読んで、「社会保険って難しそう…」と感じた方もいるかもしれません。でも、裏を返せば、この知識をちゃんと持っているだけで、クライアントからの信頼度は格段に上がります。
私が業務委託の契約を結んできた企業の担当者さんたちから、よく言われるのが「基本的な知識がある人は安心して仕事を任せられる」という言葉です。
例えば、見積書に源泉徴収の記載があるか。請求書の書き方が正しいか。確定申告をちゃんとしているか。こういった「当たり前」のことが、実はクライアントが一番気にしているポイントなんです。
具体的にどう信頼性を高めるか
ステップ①:契約前に自分の状況を整理する
まず、自分が「個人事業主」なのか「法人」なのか。開業届を出しているのか。これを明確に伝えられるようにしておきましょう。
クライアントとの初回ミーティングで、こんな風に伝えると印象が良いです。
「現在、個人事業主として開業届を提出しており、確定申告も毎年きちんと行っております。源泉徴収が必要な場合は、請求書に記載いたしますので、ご安心ください」
これだけで「ちゃんとしている人だな」と思ってもらえます。
ステップ②:請求書テンプレートを整える
請求書は、フリーランスの顔です。私は最初、Excelで適当に作っていたんですが、今はfreeeやマネーフォワードのような会計ソフトを使っています。
源泉徴収額の計算も自動でやってくれるし、過去の請求書もすぐに検索できる。「去年の◯月の請求書、もう一度送ってもらえますか?」と言われた時も、すぐに対応できます。
ステップ③:不明点は専門家に相談する癖をつける
私が一番後悔しているのは、「自分で調べれば何とかなる」と思い込んでいたことです。
税務署の窓口、年金事務所、市役所の国保担当窓口。これらは全部無料で相談できます。電話一本、窓口に行くだけで、プロが正確な情報を教えてくれる。これを使わない手はありません。
特に年金事務所は、予約制で個別相談ができます。私が実際に聞いた質問をテンプレートにしておくので、そのまま使ってください。
年金事務所で使える質問テンプレート
- 「現在フリーランスとして活動していますが、国民年金の支払いが厳しい状況です。免除や猶予の制度について教えていただけますか?」
- 「将来的に法人化を考えていますが、その場合の年金の切り替え手続きはどうなりますか?」
- 「付加年金や国民年金基金について、私の収入状況で加入するメリットはありますか?」
- 「確定申告の際、国民年金の支払い証明書はどこで取得できますか?」
- 「過去に未納期間がある場合、追納はいつまで可能ですか?」
これ、本当にそのまま印刷して持って行ってもいいくらいです。窓口の方も、質問が明確だとスムーズに答えてくれます。
フリーランスに必要な知識は「スキル」だけじゃない
ここまで読んで気づいた方もいるかもしれませんが、フリーランスに必要なのは「仕事のスキル」だけじゃないんです。
デザインが上手い、プログラミングができる、ライティングが得意。それはもちろん大事です。でも、それと同じくらい、いや、場合によってはそれ以上に大事なのが「事業を運営する知識」です。
私が独立してから10年、数え切れないほどの失敗をしてきましたが、その多くは「知らなかった」ことが原因でした。
フリーランスが最低限知っておくべき知識
- 契約書の読み方(特に著作権、秘密保持、納品条件の項目)
- 見積書・請求書の正しい書き方(源泉徴収の計算含む)
- 確定申告の基礎(青色申告と白色申告の違い、経費の考え方)
- 社会保険料の種類と計算方法(国保、国民年金、小規模企業共済など)
- トラブル時の対応(未払い、契約違反、クレーム対応)
これ、全部実務で必要になる知識です。でも、学校では教えてくれないし、会社員経験がないと学ぶ機会もない。
だからこそ、「スキル不足」じゃなくて「知識不足」なんだと気づくことが大事です。
知識があれば、クライアントとの交渉もスムーズになります。トラブルを未然に防げます。何より、自分自身が安心して仕事に集中できます。
例えば、契約書に「業務委託」と書いてあるのに、実際は「雇用契約」みたいな働き方を求められるケース。これ、知識がないと「そういうものか」と受け入れてしまいがちです。でも、これは「偽装請負」と呼ばれる違法な契約形態である可能性があります。
知識があれば、「この契約内容だと、実質的に雇用契約に近いと思うのですが、業務委託として進めて問題ないでしょうか?」と確認できる。これだけで、後々のトラブルを防げます。
収益の安定も、知識次第で変わります。適切な見積もりを出せる、経費を正しく計上して節税できる、社会保険料の負担を最小限に抑える方法を知っている。これらは全て、手元に残るお金を増やすことに直結します。
明日からできる3つのステップ
ここまで読んで、「じゃあ、何から始めればいいの?」と思った方へ。まずはこの3ステップから始めてみてください。
ステップ1:自分の社会保険料を確認する
今すぐ、国民健康保険料の通知書と国民年金の納付書を引っ張り出してください。そして、月にいくら払っているのか、紙に書き出しましょう。
「なんとなく払っている」状態から、「具体的な金額を把握している」状態になるだけで、お金に対する意識が変わります。
ステップ2:年金事務所と市役所の電話番号を登録する
スマホの連絡先に、最寄りの年金事務所と市役所の国保担当窓口の番号を登録してください。
いざという時、「どこに電話すればいいんだっけ?」と慌てなくて済みます。窓口の営業時間(平日8:30〜17:15が多い)もメモしておくと便利です。
ステップ3:確定申告の準備を始める
まだ確定申告をしたことがない方は、今から少しずつ準備を始めましょう。
会計ソフト(freee、マネーフォワード、弥生会計など)の無料プランに登録して、レシートを撮影する習慣をつける。これだけでOKです。確定申告の時期に慌てなくて済みます。
そして、最後に一つ。
今後の自分を守るために、もっと体系的に知識を身につけたいと思った方へ。私自身も、試行錯誤の末にたどり着いたのが「個人事業経営士(CFQ)」という資格でした。
CFQは「Certified Freelance Qualification」の略で、フリーランスに必要な税金、確定申告、契約、ビジネスマナーの知識をトータルで学べる資格です。
私がこの資格を知ったのは、独立して5年目のこと。「もっと早く知っていれば」と思いましたが、学び始めてからは本当に世界が変わりました。
契約書の読み方、見積書の作り方、トラブル時の対応方法。全部が「点」だったものが「線」で繋がって、「あ、こういうことだったのか」と腑に落ちる瞬間が何度もありました。
もちろん、資格がすべてではありません。でも、「何を学べばいいのかわからない」という方にとっては、一つの道しるべになると思います。
気になる方は、公式サイトをチェックしてみてください。
よくある疑問と誤解(Q&A)
Q1. 国民健康保険料は、収入が増えるとどのくらい上がりますか?
A:👉国保の保険料は、前年の所得を基準に計算されます。ざっくり言うと、所得が100万円増えると、年間で約10万円(月8,000円程度)保険料が上がるイメージです。ただし、自治体によって料率が違うので、必ず市役所の国保担当窓口で確認してください。私も最初は「なんでこんなに高いの?」と思いましたが、計算方法を理解すると納得できました。
Q2. フリーランスでも、将来厚生年金に入れる方法はありますか?
A:👉実は、あります。一つは「法人化して自分で厚生年金に加入する」方法。もう一つは「国民年金基金」や「iDeCo(個人型確定拠出年金)」で老後資金を増やす方法です。私は現在iDeCoに月23,000円積み立てていて、これが所得控除にもなるので節税効果もあります。将来の不安を減らすなら、早めに始めるのがおすすめです。
これらは全て正しい知識があるだけで避けられるトラブルばかりです!
トラブルの原因はあなたのスキルや人間性ではなく「知識不足」
「何でこんなトラブルばっかり起こるんだろう。もしかして向いていないのかな…」と悩んだこと、私も何度もありました。
でも今になって思い返してみると、自分自身を責める必要なんて全くなくて、ただの知識不足だったんですね!
じゃあどうやって効率よく学ぶ?
私が「もっと早く知りたかった…」と思ったのが、CFQ(個人事業経営士)の参考書でした。
この1冊で身に付く知識
- 届出・税務の基礎(開業届、青色申告、インボイス制度)
- 契約・法務の実務(契約書の作り方、著作権、下請法)
- 保険・リスク管理(損害賠償、PL保険、トラブル対応)
- ビジネスマナー・オンラインマナー(会社員勤務の経験が少ない方にも)
- ケーススタディ(実例から学ぶ失敗パターン)
- 4択式テスト(理解度チェック)
単なる制度を解説する内容ではなく、「自分の身を守るための知識」が詰まっています。

こんな人におすすめ
- 今の自分、何がいけないかが分からない
- 契約書・見積書の作り方に自信がない
- 確定申告でいつも不安になる
- クライアントと対等に接したい
- 自分の身は自分で守りたい
私自身、この参考書に出会ってから、「一人で抱えて不安」が「自信を持って対応できる」に変わりました。
あなたの「事業者としての土台」を、この1冊がしっかり支えてくれます。
資格取得が目的じゃなくても、手元に置いておくだけで「困ったときの辞書」みたいに使えるので、私は今でもよく見返しています。
【まとめ】踏み出す勇気、応援します!
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
大学を卒業してすぐフリーランスになる。それは、とても勇気のいる選択です。周りが就活をしている中、自分だけ違う道を選ぶのは、不安も大きかったと思います。
私も同じでした。親からは反対され、友達からは「大丈夫?」と心配され。それでも、「自分の力で生きていきたい」と思って飛び込んだ世界でした。
社会保険の手続きで失敗したこと、国保の請求書に驚いたこと、確定申告で恥をかいたこと。全部、私の「やらかし」です。でも、それがあったから今があります。
あなたには、同じ失敗をしてほしくない。だから、この記事を書きました。
もし、この記事を読んで「もっと知りたい」「ちゃんと学びたい」と思ったら、それはあなたが成長しようとしている証拠です。その気持ちを大切にしてください。
迷ったら、またいつでもここに戻ってきてください。あなたのフリーランス人生を、心から応援しています。
よくある疑問と誤解(Q&A)
トラブルの原因はあなたのスキルや人間性ではなく「知識不足」

