
こんにちは。フリーランスひかるです。
「来月の確定申告、一体いくら税金を払うことになるんだろう…」そんな不安で夜も眠れなくなったことありませんか?私も駆け出しの頃、税務署から届く納税通知書を見て、手が震えた経験があります。
フリーランスになって最初の年、何の準備もせずに迎えた確定申告。所得税だけで30万円、住民税や国民健康保険料も含めると年間100万円近い負担になることが判明。
毎月の収入からコツコツ積み立てておけばよかったのに、すべて使い切ってしまった私は、親に借金をお願いするハメに…。
でも大丈夫です。税金の仕組みを理解して、毎月の準備をしておけば、こんな恐怖体験をする必要はありません。
✅ この記事はこんな方におすすめ
- フリーランスの税金がいつ、いくら発生するか知りたい方
- 毎月どれくらい税金のための積み立てをすべきか悩んでいる方
- 確定申告が近づくと不安になる方
- クライアントとの信頼関係を築くため、税務面でもプロ意識を高めたい方
フリーランスが払う税金の種類と支払いタイミング
私が最初に混乱したのは、フリーランスは会社員と違って「いつ」「何の税金を」払うのかが複雑だったことです。
主な税金と支払いスケジュール
所得税は確定申告後の3月15日に一括納付。ただし、前年の所得税が15万円を超えた場合は、7月と11月に予定納税として分割払いもあります。
住民税は6月から翌年5月まで年4回に分けて支払います。これが曲者で、前年の所得に基づいて計算されるため、収入が減った年でも高額な請求が来ることがあるんです。
国民健康保険料は自治体によって異なりますが、多くは6月から翌年3月まで10回払い。
こちらも前年所得ベースなので要注意です。
国民年金保険料は毎月定額で、2024年度は月額16,520円です。
私の場合、最初の年は所得税30万円、住民税25万円、国民健康保険料45万円、国民年金約20万円で、合計約120万円の負担でした。
月割りすると10万円!これを知らずにいた自分を今でも恨んでいます(笑)。
年収別・毎月積み立てるべき税金シミュレーション
では、実際にどれくらい積み立てておけばいいのでしょうか?年収別に計算してみましょう。
年収300万円の場合(月収25万円)
- 所得税:約8万円(月約7,000円)
- 住民税:約15万円(月約12,500円)
- 国民健康保険料:約25万円(月約20,800円)
- 国民年金:約20万円(月約16,520円)
合計:約68万円(月約57,000円)
年収500万円の場合(月収約42万円)
- 所得税:約25万円(月約21,000円)
- 住民税:約30万円(月約25,000円)
- 国民健康保険料:約45万円(月約37,500円)
- 国民年金:約20万円(月約16,520円)
合計:約120万円(月約100,000円)
年収800万円の場合(月収約67万円)
- 所得税:約65万円(月約54,000円)
- 住民税:約50万円(月約42,000円)
- 国民健康保険料:約70万円(月約58,000円)
- 国民年金:約20万円(月約16,520円)
合計:約205万円(月約171,000円)
これらの数字を見て驚いた方も多いのではないでしょうか。
年収の2〜3割が税金や社会保険料で消えてしまうんです。
税金積み立ての具体的な管理方法
数字だけ見ても怖くなるだけですよね。大切なのは、どうやって毎月コツコツ準備するかです。
専用口座での分離管理
私が実践しているのは、事業用と税金積み立て用の口座を完全に分けることです。
報酬が入金されたら、すぐに税金分を別口座に移します。
おすすめは楽天銀行やGMOあおぞらネット銀行などのネット銀行。手数料が安く、自動振込設定もできるため、強制的に積み立てができます。
会計ソフトの活用
私が使っているのは「freee」という会計ソフトです。毎月の損益を自動計算してくれるので、税金の概算額も把握できます。
freee(https://www.freee.co.jp/)なら、銀行口座やクレジットカードとの連携で、ほぼ自動で帳簿付けが可能。確定申告書の作成まで一貫してサポートしてくれるので、税務が苦手な方にもおすすめです。
クライアント向け積み立て提案
実は、この税金管理の徹底が、クライアントからの信頼獲得にもつながります。「毎月きちんと税務準備をしているプロ」として認識してもらえれば、単価アップの交渉もしやすくなるんです。
節税対策で毎月の負担を軽減する方法
最後に、合法的に税負担を軽減する方法をお伝えします。
青色申告特別控除の活用
青色申告なら最大65万円の特別控除が受けられます。
年収500万円の方なら、これだけで所得税・住民税合わせて約13万円の節税効果があります。
必要経費の適切な計上
在宅ワークなら家賃や光熱費の一部、パソコンや書籍代、セミナー受講費なども経費にできます。
私の場合、年間80万円程度の経費計上で、約16万円の節税になっています。
小規模企業共済への加入
月額最大7万円まで掛金を拠出でき、全額所得控除の対象です。
年収500万円なら年間84万円の掛金で約17万円の節税効果。
さらに退職金代わりにもなるので、将来への備えとしても優秀です。
中小機構の小規模企業共済(https://www.smrj.go.jp/kyosai/skyosai/)で詳細を確認できます。
これらの対策を組み合わせれば、月々の税金積み立て額を2〜3万円は減らせる可能性があります。
よくある疑問と誤解(Q&A)
Q1. フリーランス1年目でも住民税は払うのですか?
A:👉フリーランス1年目は前年の会社員収入(退職した場合)に基づいた住民税を払います。2年目から前年のフリーランス収入ベースになります。
Q2. フリーランスの税金は分割払いできますか?
A:👉所得税は予定納税制度で分割可能。住民税も4回払い。国民健康保険料は自治体によりますが、多くは分割払いに対応しています。
Q3. フリーランスが確定申告を忘れたらどうなりますか?
A:👉無申告加算税や延滞税が課されます。期限後でも早めに申告すれば、加算税を軽減できる場合があります。
Q4. フリーランスの節税で最も効果的な方法は何ですか?
A:👉青色申告特別控除65万円の活用と、適切な経費計上です。小規模企業共済への加入も長期的な節税効果が高いです。
Q5. フリーランスが税務調査を受ける確率はどのくらいですか?
A:👉個人事業主の税務調査率は平均1%程度ですが、所得が高いほど確率は上がります。日頃からきちんと帳簿をつけておくことが重要です。
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【まとめ】税金は、本音を言うと高い!
税金って、本当に複雑で不安になりますよね。私も最初は「なんでこんなに払わなきゃいけないの?」って憤りを感じていました。
でも今思うのは、税金を「必要な投資」として捉えることの大切さです。
社会保障制度や公的サービスへの対価と考えれば、そう悪いものでもありません。
何より大事なのは「知ること」。
年収に応じた税負担の目安を知り、毎月コツコツ準備しておけば、確定申告も怖くありません。
むしろ、きちんと管理できている自分に自信が持てるようになります。
船は嵐が来る前に港で準備するもの。税金という名の嵐に備えて、今日から毎月の積み立てを始めてみませんか?きっと来年の今頃は、もっと落ち着いてフリーランス生活を楽しめているはずです。
私自身、いろいろな失敗した経験があったからこそ、今は慎重に、でも自信を持って実務を進められるようになりました。
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